忍者ブログ
思いついたことを書き起こして考えを整理させてます。

東京旅行2024 渋谷+ディズニーランド

自分が主催した旅行が良い感じにできたのでまとめておく。

みなさんも人生で一度は思ったことがあると思いますがある日「ディズニーランドにフォロワー連れて行ってめちゃめちゃに語りてぇな」という欲が高まり、早速実行するにあたって舞浜行きについて調べていた間にふと「最近芸術に触れてないから浴びに行きてぇな」という欲もあったことを思い出すことから企画が始まる。

ディズニーランド、それはバカでかい上にバカ寒いし近年では馬鹿みたいにチケットが高い土地。ただでさえ移動費がかかるのにテーマパークまで行ってしまうとそりゃあまぁ一緒に来る人も限られるだろうなと踏んでいた。

まぁ何人か来ればいいやという気概で入り浸ってるディスコード鯖に募集を投げかけます。



多くないか???????????????
8人?8人でディズニーランド?????流石に想定していない人数でビビり散らかした。8人って何? スマブラでも交代が追いつかなくて余ったやつらがDSで遊びだす人数である。
まぁ喋る相手が多いに越したことはないのでヨシとする。オタク語りなんて的が多ければ多い方が嬉しい。ソクラテスだって街頭で無差別問答をしていたんだから歴史が証明している。
実際のところはただオタクの集まりだった。オタクがいくら集まってもオタク臭が増すだけである。

旅程

ディズニーランドに多数の知り合いを引率する場合、一番気にしないといけないこと。それは広大な土地である。

まずもって、ディズニーランドに向かうにあたって大多数の人が利用する京葉・武蔵野線がクセモノ。
東京駅で京葉線に初めて乗り換えようとした時はひどく困惑した。遥か地下深くまでとにかく下り続けならないのだ。改札から向かえば間違いなく10分はかかり、JRもそれを認めているのか動く歩道を採用している。ここで高速移動しながら眺めるツイステの広告はもはやディズニーリゾートへ行く際の名物とさえ言える。

ディズニーランドに入ったところでも徒歩問題は続く。中で一周しようとすればおおよそ3キロの徒歩が必要になる。しかも大勢の人ごみの中をかきわけながら、行きたい場所によっては何度も蛇行を繰り返しながら、その距離を歩くわけである。しかも列待機中は立ちっぱなしなわけで……。

体力に自信があるのならまぁ問題ないのだが、今回連れていくのは貧弱な運動不足オタクどもなのでこの問題は深刻である。過去にオタクを夜行バス往復で連れて行ったら「二度と行かん」と言われた実績もある。

よって以下の通り旅程を定めた。
一日目:渋谷(松濤美術館、喫茶ライオン)で早めに解散
二日目:宿泊場所から東京ディズニーランドへ朝から晩まで。

まるでディズニーが本命みたいな書き方になっているが、体力を考えると第一優先に考えざるを得ないという話である。

初日 渋谷散策

ディズニーランドに行く仕草があまりにも身についてしまったため、東京に行く時は無駄に早朝着する癖がある私は今回も見事に一番乗りして暇してました。
どうせなら渋谷のオシャレカフェに行くかということで老舗喫茶でコーヒーをしばいていました。

■喫茶 人間関係
名前の思想が強いのが気に入った。
中は外の日が入ってきて、木目調の家具も相まって温かみのある感じ。行きつけに似ている。

これは全然モーニングのパンが来なかったので大分減ったコーヒー。飲みやすくて優しいブレンドだった。パンと合わせるならこれくらいがちょうどいい感じ。

■松濤美術館
集合時間になってみんなが集まってから松濤の方面へ。どんどん喧騒が遠ざかっていき、綺麗な住宅街になっていくのが印象的。道中にある不動産に書かれた価格がとんでもない数字で都会が怖くなった。
改札通る時もフォロワーと「電車代やっす!」とか言いあっていたので田舎者まるだしだったと思う。

渋谷駅から15分ほどで到着したのが松濤美術館。


かなり大きなレンガ調の建物なので存在感がある。すぐ近くにはオシャレな水道もあるのでオシャレ写真撮りたい人にもおすすめ。雑誌の見開きを飾るならここでの写真が良い。


さて今回ここに向かったのは展示もさることながら、建物自体が見たかったというのが主な目的だった。
綺麗な建造物を見るとロマンを感じる。自分で写真を撮ってみるとガラス越しなせいでこんなに綺麗に撮れなかったのはちょっと残念だった。

展示内容は木彫りの植物をそこらじゅうの床に直置きしてお出ししてくるという製作者も展示したスタッフもどっちもイカれてるモノだった。


葉脈から花糸まで木というとんでもなく繊細なものがパーテーションすらない状態で展示されているのはもはや恐怖を感じる。上野で同じ事したら全て粉砕されるだろうから、松濤という物静かな場所だからこそできる展示なんだろう。
数か月で限定展示したら一か月ほど展示を休止する、という不思議な営業方法にも納得が行った。展示方法について総出で考えているんだろう。怖い。



これなんて芸術的すぎる。Ibか?
ちなみにこの花の前でフォロワーがつまずいてコケそうになっていた。そのまま倒れていたら間違いなく人生が破綻していただろうことは想像に難くない。恐ろしい場所だった。



製作者が十六茶の原画をやっているという訳の分からない情報まで追加されたときは美術館に似合わぬでかめの声を出してしまった。
さらっと原画をガラスもなしでそのまま展示しているのもやっぱり何かおかしい。ここを見つけてよかったと心底思ったし、傑物というのは実在するんだなという衝撃はなかなか忘れられない。

■名曲喫茶ライオン
撮影不可エリアのため詳細は正直ここを見てもらった方が早い。

会話禁止、撮影禁止、バカみたいに古い作りの公式ホームページ。もう惹かれるところしかなかった。
店内では2階に連なるほどの巨大スピーカーから延々とクラシックが流れ続ける。ピアノソロとオーケストラが交互に流れていたが、途中からチャイコフスキーのクソ長い曲がずっと流れ続けていた。壮大でありつつ明るい曲調はとても喫茶店の雰囲気に合っている気がした。

席は全てスピーカーに向かい合うように真正面を向いていて、さながら音楽堂。二階のスピーカー側の席はボックス席となっていて、これぞまさしく!という配置だった。どうせオーケストラを聞くならボックス席でゆったり聞きたいので周りの話も聞かずにまっすぐ向かってしまった。

特筆して語りたいのが音響について。
ずぶの素人でもわかるくらい明らかに音質が良い。ほぼスピーカーの隣みたいな位置にいたがうるささはなく、ノイズも特に聞こえず。実際にオーケストラに行ったとしてもああもムラのなく重厚な音は聞けないだろう。

コーヒーについては口に含んでから二度見するくらい苦くて重い。ミルクは頼んだ方が一層美味しかった気がする。だいぶ特殊な淹れ方をしているのだろう。

会話もできないのであんまり集団で来る場所ではなかったかもしれないが、みんなで音楽を聴きながら各々好きなことやっているのはそれはそれでよかった。あそこで気軽に読書できる東京住まいがだいぶうらやましかった。
一人だけ週刊コロコロ読んでて実質的にダウナーお姉さんだった。
ダウナーお姉さんは遊びたい の作品サムネイル

■秋葉原
この日はトンカツを食ってあとは解散したのだが、フォロワー一人と私だけで秋葉にいってジャンク屋やPCパーツを漁るなどしていた。
現PC環境を教わったり、電子工作素子を見たり、めちゃくちゃ男の子な時間の過ごしたのは楽しかった。マザーボードの進化やクーラーの話など非常に参考になったが自作PCはめちゃくちゃ怠いので今度買いなおすときはBPOにしておこうと心に決めた。と言いつつ多分自作組むんだろうな。

二日目 ディズニーランド

早寝しようとしていたのにアークナイツの石作りミニゲームに熱中して結局4時間睡眠となり、体調ばっちりな状態で二日目を迎える。計画は完璧だ。
ここから引率スキルは我ながらずいぶんディズニー慣れしたなと振り返ってみても感心する。

まず集合前からグダつかないように以下のように周知をかけておく。

・京葉線6号車は舞浜駅のホームの階段の目の前に着くため、降車後にスムーズに移動が可能。ガチ勢と地元民には周知の事実のため6号車はいつもギチギチ。
・舞浜駅のロッカーは構内にあり、帰りの際に寄り道せず取りに行ける。
・飲料水はパーク内だとパーク価格(500mlペットボトルが250円)で売られているので先立って確保しておいた方がよい。なお缶は防犯上持ち込み不可。

入場チケットについては最悪引率者が全てQRコードを把握していれば入場には困らない。集合前に必要なのはこんなあたりである。

しかし早速トラブル発生。新幹線の乗車券が東京都内となっているため、舞浜まで来れないとの連絡がフォロワーからあり。
これはありがちなトラブルなので対処は簡単である。方法は以下の二つがある。
①舞浜駅まで来て清算機にて対応する
→8:30~9:30までは同様の乗車客が多く、非常に混雑するため注意
②東京駅で一度構外へ出て、舞浜までの切符を買う。
→距離があるためそこだけ注意。

時間を見てすぐさま②を対応するように連絡を取る。

新幹線ホームから東京駅構外へ出る際、早朝であればこれが最速である。
距離的には新幹線ホーム→八重洲中央口も大差ないのだが、地下八重洲口はとにかく利用者が少ない。そのため移動も出入りも切符購入も容易である。

ここまで連絡を即できたあたりで「だいぶディズニー慣れたな」と自覚した。オタクが現場にいる時の頭の回転速度は平時の5倍くらいあると思う。仕事もこの速度で処理出来たらいいのに。

手荷物検査ではこれまた最速のリゾラ高架下を選択。舞浜駅からディズニーランドについたら左ではなく狭い右側へ行け。人が少ない奥の方へ進めばすぐに入れる。

なんのかんの入場できたのは9:30である。この時点で私は負けを確信した。

みんなディズニーランドに早朝から来たらこう思うのではないだろうか?
「早く来たんだし一番混むアトラクション乗っちゃおう!今なら空いてるし!!」
↑↑↑↑↑
これ、大きな間違いです。


なぜなら、全員同じことを考えるから。開園時はディズニーリゾートにおいてもっとも混む時間帯である。

実際この日も同様の状況であった。
入園から即アプリを起動。ショー抽選は当然のように落選し、ハニーハントのスタンバイパスを取ろうとするもすでに19時台のものしか残っておらず。一縷の望みをかけてプーさんのハニーハントまで向かうもすでにQラインから溢れかえった120分待ちと思われる待機列(参考:昼間の混む時間で90分ほど)

9:30でこれである。アプリを見てもどのアトラクションも昼間の時間+30分ほどの待機時間が表示されていた。
しかし土日ならまあ、それで妥当なのだ。早朝先制アタックを確実に決めたいのなら、ハッピーエントリー(開園15分前から入れるサービス)か6時からゲート前待機する他ない。

ではどうするのか。答えは簡単である。
トゥーンタウンのイメージ
東京ディズニーリゾート公式サイトより引用。

朝はトゥーンタウンで遊べ。
トゥーンタウンは子供向けエリアであり、ミッキーと撮影できるくらいの認識の人も多いだろうがここは非常に楽しい。端的に言うとインスタ映えスポットである。

みんなアトラクションに行きがちだが、実はディズニーリゾートは街並みを見ているだけで楽しい。踏むと文句をつけられるマンホールや、延々とくだらないものが製造されていくギャグファクトリー、TNTレバーを押すと爆発したり外れの音がなったりする花火屋など遊び場がたくさんある。
個人的におすすめなのはミッキーがデートに遅れる言い訳を並べ立てる留守電が聞けるミニーの家である。

ガキくさいかもしれないがディズニーリゾートに来た時くらい大人でもガキくさいやった方が楽しい。

基本的にアトラクション以外であれば待ち時間はない公園のようなスポットなので、混む時間が落ち着くまでここにいると良いと思う。あとはぼちぼち満足したら隣にあるイッツアスモールワールド、ピノキオやフィルハーマジックなどに行けばよい。ここは朝でもそこまで混まない。

采配が完璧だったのは昼頃。

東京ディズニーリゾート公式サイトより引用。

これはあらかじめ作っておいたトイレ+アトラクション+パレードルートのマップである。緑の矢印がパレードルート、青い②がハニーハントの位置。ちなみに光っているWCマークはいつ行っても即使えるSSRトイレである。
見てもらうと分かる通り、パレードルートとハニーハントが非常に近いことが分かる。

ちなみに昼のパレードは大体13:00に始まる。
それを把握していた私は12:00前にクイーンオブハートのパンケットホールに入って昼食を取り、だいぶゆっくり休憩して13:30頃にハニーハントへ向かうことにする。するとどうなるだろう。



撮影スキルの無さを露呈。

まぁ、ばっちり決まった写真こそ取れなかったが、ハニーハントの待機列からパレードが見えてしまうのだ。
ほぼすべてのパレードがルートを共通しているため、パレード開始から30分~40分くらいのあたりでハニーハントに並べばいい具合にパレードが見える。軽くだけ見てみたいなぁという人にはおすすめのハックである。パレード時は人が少ないので比較的待機時間が短いのも良い点。



これはめちゃくちゃ良い感じに撮れた推しカプ。見返すとキモオタムーブ過ぎる。

ハニーハントではQラインから退場までのストーリーの流れを全て解説してめちゃくちゃ楽しかった。ハニーハント好きとしてはこれがやりたくて仕方がなかった。
「世界観オタクが作ったってこと?」と言われたがここは世界観オタクが作ったものしかないテーマパークである。

その後、ランド内で最も混む美女と野獣に向かうとキャストが「120分待ちでーす!」と言っていたがどう見ても90分以下の待機列だったので「あれ虚偽なんで並びましょう!」と並んでみたら見事に80分待機だったのは慧眼だったと言える。普段は真の120分待ちばかりだったので相当にレアだ。
後から聞いたが「120分待ち何度もしてなかったら見抜けないだろ」とドン引きされていたらしい。実際120分待ちしまくっていたので仕方がない。美女と野獣の石像たちが異様にウケてたのはオタク過ぎる光景だった。



夜のパークでは残ったメンツでチキルームやプロジェクションマッピングを見たりして静かに楽しんでいた。
唯一体を張ったのがティーカップ。全力回転させて体調が死んだりした。あれは方向感覚がおかしくなるが、やると楽しいので夜暇だったらぜひやってみよう。下手するとその後何も乗れなくなるのでほどほどに。

大まかな道のりはこんなものだったが、連れまわしてみて色々思ったことがある。

●先立って作品を見た方がパークは楽しい。

サーバーのみんなでピノキオ上映会をしたことがあったのだが、その影響でピノキオ関連のアトラクションでは大変な盛り上がりを見せていた。ジミニー・クリケットが登場するだけで拍手喝采である。
ちなみにサーバー内ではジミニー・クリケットは無能という愛称で呼ばれており大変親しまれている。実際映画では非常に無能なのでぜひ見て欲しい。これはメインディッシュのピノキオに狂うオタク。

意外とみんなディズニーランドのこと知らない。
イッツアスモールワールドを見て「えっあれめっちゃ可愛いじゃん!」と新鮮に驚くフォロワーを見た時はだいぶびっくりした。その後「これは何の作品なの?」と聞かれて「万博に向けて作ったアトラクションが元で……」と説明にちょっと苦労した。
ディズニーランドのシンボル的存在でも知名度はそんなものなのかもしれない。

あとスイーツ好きが多かったので当然くらいに思いながらパンケットホールに向かったのだが「こんなケーキあるの?!」とこれもずいぶんヒットしていた。半分くらいがケーキドリンクを飲んでいる光景は私からすればだいぶ信じられないものだった。あんな甘くて飲んでられないものをよく……。
周囲の反応を見て、そういえば初めてオタクに連れてかれた時はこんな感じだっけと懐かしくなった。連れてきてよかったとしみじみ思う。●ちゃんと準備すれば楽しんでもらえる。
フォロワーたちは基本ディズニーが好きだという人は少なく、みんな集まるなら行くかぁくらいの熱量の人が大半だったと正直思う。けれどまぁ楽しんでもらえたのは可能なだけグダグダしないで済むように準備していたのがでかいと思う。
疲れないように朝一の集合は強制しないようにしたし、逐一すぐ座れるアトラクション挟んで、食事も座れる場所選んで、帰り時間は先立って決めておいて……とまぁ結構意識していたし気を遣わせないためにそれをあんまり表立って出さないようにしていた。

「こいつ楽しめるのか?」というオタクもいたが、意外なくらい楽しんでいたのでまぁ良かった。そいつ向けに普段なら絶対紹介しないようなところ紹介していたので、ニッチ知識は割と役立つ。


そんな感じで、いい具合な旅行をすることができた。ある程度の準備をしておくと旅行は楽だしストレスが少ないなと思えた。

拍手[0回]

PR

アークナイツ感想-ツヴィリングトゥルムの黄金

題目の通り、アークナイツのイベントがよかったので感想書きます。

全体を通じて

解放がメインだったな、と感じる。なぜアルトリアがセンターなのか、読了してから納得がいった。
金律楽章に守られたリターニア、規律そのものだったフェデリコ、リターニアでもカジミエーシュでも自由を持てなかったヴィヴィアナ、出自に囚われ続けているエーベンホルツ。閉じこめられるということのモチーフが多過ぎる!
新キャラたちも全員そういった一面をもっていて、極めて一貫していたなというのをよく感じる。1ステージあたり30分は読む時間がかかったにも関わらず、不快度なく読めたのはここが大きいと思う。個人的にはエンドレスカーニバルでさえちょっとキツいけど、ツヴィリングトゥルむのは余裕だった。













以下ネタバレ多量!
















エーベンホルツ

誰よりも解放された男。
前半においては周囲に振り回され、結局自分の身を守ることができず、助けてくれた人を信じていたらまた利用されるという彼の人生の振り返りのような展開が見せられた。お前は本当にアークナイツユーザー好みの男だなフランツ……。

このような失敗も含め、きっとフランツは自分のことがどうしようもないと知っているのだと思う。
一生頭痛と恨みをぶつけられ、巫王の復活材料として祀り上げられ、鉱石病以上の災いとずっと付き合い、救いもなく恨みも果たせず、友人まで失った。これでどうやって自分を保てるというのだろう。
イベント中はなんと自らの出自を明かして人々を脅して逃げさせようとする描写さえあった。言いたくもないことだというのに必死に訴えるなんてことは半ば諦めていないとできないことだろう。そしてその姿はあまりにもつらい。キャラが絶望的なまでに辛い目に遭う展開はティガー様の好物だぜ!

そんな中、後半では「塵界の音がただの雑音」という衝撃的な事実が判明。
フランツ自身が今までの苦しみはなんだったのかとなり、ユーザーとしても塵影ってなんだったんだと苦悩させられた。本当に、フランツの人生の意味なんて全部なかったんじゃないかと思わされる……そしてそんな考えは非常に浅はかであると教えられる。これこそアークナイツだ。

巫王との対話で困惑しついに何をしていいのか分からなくなった彼を救ったのはまさしく塵影で出会った友人たちの言葉だった。
これがもう本当に……! 非常に良かった。彼の人生の意味はすべてここに詰まっている。

出自から何まですべてが悲劇的な少年には友がいたのだ。
こうして彼は塵界の音から解放され、巫王への恨みからも解放される。こんな展開が今イベントの一端に過ぎないことがツヴィリングトゥルムの出来の良さを物語っている。

レッシング

彼は何がしたかったのか、前半ではまったく伝わらなかった。
既出キャラが明確な目的をもって動いている中で、これは非常に異質に見えた。一枚絵が公開されたときでさえ、なぜ彼がここまでしてフランツを助けようとするのかユーザー側は一切理解ができていない。

なんのことはない。それは意図的なことだったのだ。
8ステージ目あたりからだんだんと理解できるようになり、最後に明かされる彼の出生で全てに合点がいく。彼の自由はフランツのおかげで手に入り、リッチのおかげで命を救われ、リターニアで育ってきた。だからそれらに恩返しをしたいというだけのことなのだ。
この構造はとても美しいと感じる。

レッシングは本当に優しすぎる。
正直リッチについては理解できていない(メインストーリー9章まで読了)が、サルカズの中でも異質でいかにも他所と交わらない種族の彼らと仲良くなってきた理由がよくわかる。彼は実直で優しい。
これを踏まえると全てがよく見えてくるのだ。レッシング……。

ロリス

始めに不満を書いてしまうが、彼は明らかに描写不足。
前半早々に死亡してしまうのだが、私が読んだときは彼の決断の重さはまったく伝わらなかった。これもやはりレッシングと同じく後半に少しずつ分かるようになるのだが、魅力も伝わりきらぬまま死亡したキャラの回想など興味が持てる人の方が少ないと思う。これは明らかに今イベントの問題点。

それにしても英雄に祭り上げられ、実際はその無力さに悩む姿はエーベンホルツそのものであり、その彼がエーベンホルツを救うために命を張る展開は素晴らしいものだろう。
自分の好きだった女であるユリアが救えなかった英雄は何を思って過ごしていたのか、こちらが推測するしかないけれど、今にして思えばその弟と居合わせた市民(エーベンホルツ)を救うために命を張った彼の姿はイベント読了後に振り返ってみるととんでもない重さがある。

後半ではユリアが巫王派も意図せずに巻き込まれて死亡したことが分かり、前半ではロリスの死についてもフェデリコが「アルトリアの意図しないもの」と断言しています。なんとも因果を感じさせられる。
何一つ間違ったことなどしていないのに、巻き込まれて人生が一変させられて、自分の思いを伝えることができなかった市民たち二人の姿は今イベントのあらゆる部分と繋がる。

解放されなかった人たち。それがロリスとユリアなのだろう。

ヴィヴィアナ

リターニアから追い出されるように出ていき、カジミエーシュでも商業連合会に縛られついには追い出された大騎士がまた父の死によりリターニアに戻ってきた……これだけでもう何かと縛りを受けていることが分かる。

97名の術士を抑えられると断言しその強さは健在のようですが、実はあまり戦闘描写はなく今回は自分の思いに向き合うことが主な出番でした。

印象的なのはより良い生活を届けようとしてくれたコーラとのかかわり。
コーラは本当に良くしてくれていて、そして行き過ぎていた。ヴィヴィアナが自らそれを阻止することになる展開は繋がりを失っていった彼女にとってはとても辛いものだったでしょう。ティガー様の大好物だぜ!

後半で始原の角にて扉を開けてより良い生活を探し続ける姿は愛に飢えた少女らしさがあり、かなり好き。
結局どの扉に進もうと家族全員が良い暮らしができないことを悟った彼女はより良い生活を探すことを止めました。それは諦めたということではなく、受け入れたということなのでしょう。フランツと同じく、彼女もまたこうして肉親との別れから解放されます。

ヴィヴィアナが立ち上がったときに押し上げたのはソードスピアの光とリターニアへ到来するであろう災害への予見。そうして騎士の誇りを叫ぶ姿は今イベント屈指の美しさがあります。
お前は本当に顔がいいなヴィヴィアナドロステ……ここにきてソードスピア出すなんてマーガレット大好きだなヴィヴィアナドロステ……前半でも光を見たなんてこと言ってたなヴィヴィアナドロステ……「ニアール」と聞いてニッコニコだったなヴィヴィアナドロステ……

テラのインターネットでは燭騎士と輝騎士の二次創作が蔓延しているのは皆さんご存知の通りですが、今回のような場面を見ることができるのはテラの大地の方々では不可能なので自らが現実世界の住人であることに私は心の底から感謝をしていましたありがとうハイパーグリフ早くヴィヴィアナドロステをガチャから出してくれハイパーグリフ。

フェデリコ・アルトリア

二人については特段語ることがないと思います。

かなり語弊がありますが、アルトリアは巫王との会話で自分を知り、フェデリコは姉の悩みを最初から知っていてついに捕まえた。改めて話すことは何もないでしょう。アルトリア自身もようやく解放された。そうしてやっと姉弟で話ができた。これ以上言うことはない。というか蛇足です。

姉弟っていいな、などと思うわけではありません。ようやく二人がやりたかったことができたのかなと思うと少しだけ安心しました。


以上。

拍手[0回]

2022振り返り

今年が色々色々あったのでわすれないうちにまとめておこうと思います。2022年はずっとゾンビ鯖に入り浸っていました。
これは「寝る」と言って鯖の通話から出たけどTLが推しカプで埋まっていたから普通に起きてた日にきたゾンビさんからの脅しツイートですね。この2分後に海景さんが「霧雨〜霧雨〜」などと呟きいいねを押させるという巧妙な罠で起きていることが即バレました。開き直って暴れ回って推し語りしてました。

1月時点でずいぶん仲良しだったようです。今となってはゾンビ鯖では「かたもちを殺す」というのは「それな」くらいの軽さで使われる環境に染め上がっています。特に砕氷村井らいは私を殺すために鯖に乗り込んでくるという開幕暴挙を決めており、まぁ賑やかでいいと思います。今年1のバカ行動を決めたえいでんコラボです。詳細はリンク先の記事で。
なんというか、バカですね。楽しかったからいいんですけど。この時の経験で「旅行は現地に行けばどうにでもなる」ということが分かりました。

あとこのあたりからゾンビ鯖の人たちの社会性が心配になってきて、色々世話焼く癖が出始めたような。なんか今年で急速に大人になっていった気がする……。説教はほどほどにしようと思います。鬼形獣オンリーに狂ったときのツイートですね。
めちゃくちゃ良かったな。小中規模オンリーはオタク熱気密度が非常に高くエントロピー飽和気味で楽しいです。向かうサークルが例大祭より多くて忙しかったです。やばやばの日だった。
東方奇声獣こと浬し太さんが跳ね回っていたのが一番印象深い。

余談。例大祭でも紅楼夢でもこんな風に感想ツリーを作ろうとしていたのに失敗しています。熱量が一番高いイベント直後にやるべきなんですけど、今年度は資格勉強に追われておりうまくいきませんでした。来年は上手くやりたいと思う。これはジャンどさんと散歩した時の写真。鬼形獣オンリーの時の帰りです。
とにかく椿が綺麗でしたね。上野は良い散歩場所、デートスポットとは聞いていましたがとても綺麗で。撮った写真も知り合い方に大好評でした。

上野に行きたいという私のリクエストに応えてくれて向かったのですが、ジャンどさんが財布を落とすという大やらかしをやり、あわや駅から出られなくなるなんてことがありました。私は彼の生活が心配です。
結局中身も完全に無事なまま財布が返ってきてくれたのでまあ良しです。
これは久しぶりに書いた小説。筆は折ったつもりだったんですけどね。色んな人に褒められたのでよかったです。
もともとはTLで小鈴ちゃんは大きくなったら人衰のわたしちゃんみたいになっていると思うなぁなんていう与太話から始まり、あぁ〜〜〜やばいなんか話出来上がってきたし書くか〜〜〜〜という勢いで書きました。楽しかったです。
これは春例後のゾンビさんとのオフ。瓔花ちゃんクラゲやカワウソなどを眺めてきました。なぜかアトラクションが中にあったり水槽の裏でサボっているサメがいたり妙な記憶が多いです。
他にも東京ドームシティでジェットコースターに乗り、クソ雑魚ビビりの私がほぼ腰抜かしながらも意地を張って気合いで平気なフリをしたりしました。二度と行かねぇ。


これはせっかく撮ったのにどこにも上げてなかった匂わせ写真。ここからよく匂わせ撮るようになった。これは仮にも男女がデートしてる最中にデート場所叩き出すやばい男。ヤバすぎて当時は何言われてるか理解できなくて3度見くらいした。
この辺りから「こいつもやばいのか……」とゾンビ鯖メンツへの諦めを生じだした。
村井らいとのお出かけで撮った匂わせ。動物園での写真です。多分今年一番会ってるフォロワー。仲良くしてもらってありがてぇ。
元より動物園が好きなのですが「成人男性が一人で動物園行くのヤバい」と友人に言われたのがトラウマになりずっと遠ざかっていたのですが、村井さんが付き合ってくれてかなり助かりました。
これは海景さんのお気持ち。
今年も霧雨魔理沙に振り回されていましたが海景さんと上手く乗り越えてきたと思います。ほんま助かる。霧雨魔理沙は好きなことしかせず周囲は大迷惑だし心配になってしまうし、でも本人はそんなこと気にもかけず持ち前の実力で悪いようにならぬようしっかり生き延びてくるものだからこちらの説教も小言も行動で黙らせてくるあまりにも厄介で素敵な女なんだよな。

彼の今年の目標は「他人の霧雨魔理沙に優しくなる」だったそうですが、来年はどうなるでしょうか。

はい。実際色々な供給があり楽しかったです。

これはフルヤさんとの飲み。宮城へ旅行にいらしていたのですが観光地は「キツネ村行け」以外紹介できなかったので食事処情報でカバーしました。同人誌の下書き見せてもらったりして良かった。
フルヤさんには人生相談したりと色々世話になっているのですが、創作で人生めちゃくちゃにもされてるのでイーブンだと思います。ゾンビ鯖に限らず、同人書いてるのって変なのしかおらんのかなと思いました。

トップをねらえ!シリーズにハマったりもしました。
2についてはよみせんさんと上映会を実施して楽しく色々話しながら見れて良い経験を得ることができました。
オタクとあーだこーだ話しながら作品を咀嚼するのはとても良い。
トップをねらえ2!、あまりにいい作品過ぎてTLで暴れ散らかしたしサントラとドラマCDも買った。時を越える愛という初代で描かれたものをしっかり残しつつも、憧れに向かって走る新主人公のノノを可愛く凛々しく描きそこへロマンとノリをぶちこみにぶち込みまくった超濃厚ヤバヤバ作品です。見ろ。


なあよみせん。

例大祭、紅楼夢の時です。フォロワーを情報量で殴っていました。
でかいイベントだとやってくるフォロワー多すぎてそろそろ会いに行くだけで忙しいレベル。以前まで即売会では閉会待たずに帰っていたけれど、今では終わり近くまでフォロワーに会いに行ってそのまま机片付けたりしていると思うとずいぶん交友関係が広まったもんだと色々思うところがある。そもそもブログにこんだけ色々書けてる時点でね。

12月にはCnoDと村井らいと飲み。
東北観光に来たそうなのですがやっぱり観光地は紹介できないので光のページェントとラーメン二郎仙台店を紹介しておきました。
1軒目でハンゲームの話をして2軒目で宇佐見の話をして3軒目で新宿二丁目の話をしました。未成年フォロワー連れ回して迷惑かけてることを問い詰めると一応反省の色が見えたのでよかったです。

これは仙台のジョジョ立ち石像に負けじとジョジョ立ちしたシノディと私。撮影した村井らいがめちゃくちゃ呆れた顔してました。いつまで経っても男子はアホ。


カットしているものも大いにありますが賑やかに過ごしたものだなと思います。来年もよろしくねフォロワー。

拍手[0回]

京都旅行 えいでん×東方「文々。新聞叡電版」

フォロワー!!!!!京都に言ってきたぞ!!!!!!

というわけでタイトル通り京都旅行に行ってきました。事の発端は木曜日にまでさかのぼります。

~木曜日~
ゾンビ(中部住み)「土日で岩手行けね?」
僕(東北住み)「行くか~~~~~~」

~金曜日~
えいでん君「明日から東方コラボします!!!!!!!!!!!!」

僕「岩手寒くね?」
ゾンビ京都行くか~~~~~」(京都旅行決定)

~土曜日~

京 都 着

というわけで岩手を秒で捨て宿の予約も名所の情報も何もない状態で旅行がスタートしました。アホなんか?
計画性ゼロなのでブログに使えそうな京都駅の写真も撮れてません。連れの単眼ゾンビさん(nttkTT0137)ですが、こっちも計画性ゼロです。おしまい~~~~~。


一日目

そんなこんなの京都旅行。私の方は早朝に出発でした。

卯酉版不死の煙を聴きながら東海道

もうこれだけで十分な気もしたんですが、本番はここからです。
無限に見たまとめツイート。

京都駅でゾンビさんと合流し、さっそくバスで出町柳駅まで。素直に端っこから進むルートでスタンプラリーを巡りました。出町柳にて乗り放題きっぷを買うと色々都合が良いです。
ツイッター上では京都タワーで乗り放題切符を買い、京都駅→国際会館→妙満寺(蓬莱山輝夜)まで通り木野から乗車というルートも推奨されています。貴船と鞍馬に先に向かう場合はこちらの方がよいでしょう。

■出町柳にて
さてまず出町柳にいらっしゃったのは鍵山雛

そのキャラ選でTLが震撼していましたが、初っ端からめちゃくちゃかわいいイラストでした。以降ゾンビさんが永久に「鍵山雛、顔面良すぎない?」って言ってました。やっぱ緑…

さて早速面白イベント。
公式ページ告知

ゾンビさんが前日から言っていましたが、AR用アプリがAndroid版の方のみ公開が遅延しており自撮りで対応ということになっていました。
山城たかねが選出されていなくてよかったなという図

私はiOSユーザーなので関係なかったですが、ゾンビさんはそこかしこでキャラとツーショとかいうキラキラ陽キャオタクみたいなことしてました。軽めの苦行。

ただiOSも万全かと言われるとそうでもなくて、鍵山雛を撮っているのになぜか射命丸文のポストカードが認識されW召喚+Wスタンプというお得なキャンペーンが実施されていました。

公式ページ告知 ノベルティについて

ちなみに本来これが出るであろうポストカードは”京都観光旅館連盟に加盟のイベント参加宿泊施設”でもらえるそうです。
"京都観光旅館連盟に加盟"はサイトで検索できますが、”イベント参加宿泊施設”かどうかは各自問い合わせて確認という調べ辛すぎる仕様になっています。なんで?

貴重なシークレットスタンプ
小傘ちゃんのところでも射命丸文が出てきて2個ゲット。タイムアタックに使えそう

前日に開催告知するあたり察してはいましたが、正直ゾンビさんと「大丈夫か?」という話にはなっていました。
ただまぁそんな不安も鍵山雛の顔面に相殺されたのでOKです。

それとなんと今回のAR、喋ります。鍵山雛ももちろん喋ってました。とても可愛い声です。 は?

■狸谷山不動院にて
一日目は鞍馬の射命丸文を除く9個のスタンドに会ってきました。
中でも過酷だったのはぬえがいる狸谷山不動院。

事前に受付のお姉さんが「ここがすごい難関で~…」というほどの場所。元よりこちらは歩くつもりだったのでまぁそれなりの覚悟はあったのですが…。

坂!! 坂!!! 石段250段!!!!!

という道のり。ゾンビが体力雑魚なのでがひたすらおしまいになってました。駅から移動だけで往復50分は見積もっておいた方が良いと思います。

あとゾンビさんなんですが、なぜかパンジーを憎悪しており見かけるたびに「ああ!!パンジーあるじゃんカス!!!」「どうせ冬だから寒さに強い花でも植えておこうと思ったんだろカス!!」「カスの市だ!!!!とキレ散らかしてました。
マジで意味が分からなくて怖かったです。



なんだか鬱蒼とした雰囲気もありながら綺麗な場所で、地霊殿EXの雰囲気でした。実質ARこいしちゃんでした。ぬえこい?????

■八瀬比叡山口にて
ここは私の覚悟が試される場所でした。

ここにいるのは伊吹萃香。今回選ばれたキャラの中では最も推しているキャラです。
その、なんというかですね。来る前は絵も確認していませんし、声があることも知らなかったので「いきなり解釈違いぶつけられて発狂するのでは?」という疑念がふつふつと募っていたんですよね。

ぬえちゃんのところ終わったあたりから「伊吹萃香が喋るんだよな…」と思い初め、ちょっとソワソワしだし、「行きたくねぇ…」とまで言ってました。とはいえスタンプラリーがあるのでそういうわけにもいかず…。

電車に乗っていると否が応でも運ばされるもので、悶々としていたら比叡山口にはすぐ付いてしまいました。
ゾンビさんが「あっ、いた」と言った瞬間「うおおおおおおお!!!会いたくねぇ!!」と思いながらスマホを構え、余計なことを言わないよう強い意志を持ち、表情を引き締めながらいざ対面。




めっっっっっっっちゃよかった……


え、幼いながらもどこか老獪なリズムで喋り比叡山をケーブルカーで登れることを紹介してくれるも「ま、冬はやってないけどな」とこちらの期待を空気も読まず打ち砕いてくれて挙句春と秋の綺麗さを物語り始めこの冬にわざわざ東北から来た私を一切気遣わずにさもすればブチギレさせにかかってきているこの女…伊吹萃香じゃん……。

ちょっと予想外に良いものをお出しされてしまい、反応と顔面が無になってました。立ち絵も存分に鎖と偉そうな感じ出てて良い~…。

AR映像を録画していなかったのが悔やまれる。なぜそんな簡単な発想が出てこなかったんだ。フォロワー誰か代行お願いします。

■妙満寺にて
ここでは蓬莱山輝夜がいたのですが、「人工物はそれほど…」なんて言ってたゾンビさんが予想外にテンション上がってました。

こちら妙満寺、あの清姫ゆかりの地だということです。
この絵のアクリルスタンドが置いてあり
「置き慣れてる???」となってました
墨絵などと一緒にクソでかくこれが展示されててちょっと面白かった

ゾンビ「清姫とかいう女、全オタク好きだしそりゃイベントもする」

例の人が焼け殺された鐘も置いてあってなんか凄かったです。

雪の庭というそうです。
日が落ちてて暗くなってますが、それはそれで綺麗。
私的にはお庭が好きだったので雪が降るタイミングでまた見たいですね。

■貴船にて
ここでは駅で西行寺幽々子、神社に水橋パルスィがいました。

幽々子のセリフですが台本考えた人が天才なのでぜひ聞いてください。
いや本当にいい…。意味分からない感じが良く出ていました。

駅から神社まではそれなりに歩きます。このタイミングで16時~17時頃でしたがほどよい暗さでいい雰囲気でした。
冬の名所として有名なだけあり、他の駅と比べてもたくさんの人がいました。

貴船神社
チョイブレてますが抜群に綺麗
フォロワーに「やれ」と脅迫された水占みくじ
水に浮かべたら完全勝利しました
東方オタクとしては見逃せない神様

0.7封獣ぬえくらい歩きましたが、非常にいい場所でした。
でしたが、ここの水占みくじの際に冷水が乾いた皮膚に大ダメージを与えてきて指がパックリいきました。おのれ水橋パルスィ。

帰ってきてからというものの物つかむにしろ手をつくにしろズキズキして一生水橋パルスィにつけられた痛みに囚われている。呪いか?
なので水橋パルスィオタクは勢いよく手をつっこんで手を粉々にするとパルスィから痛みを与えてもらえる気分になれて良いと思います。


■夜+どうでもいい話
偏食家のゾンビが相手だと食事場所選びを向こうに任せるしかないのですが、この日は牛角。
ゾンビさんはゾンビらしく生野菜を一切受け付けないのでお通しで来たでかいボウルのキャベツを一人で食べることに。
ちなみに別途サラダボウルも一人で食べたおかげか、翌日は焼肉を食べたとは思えぬほどおなかの調子が最高でした。信じるべきは食物繊維。


電車の中で部屋を取ったホテルに入り終了。イベント参加宿泊施設はどこか分からな過ぎて断念しました。
受付の時にお互いめちゃくちゃ社会人ぶった高音のかしこまった声で面白かったです。

どうでもいいことなんですが、私が「あ、良い感じのカフェ」なんて風に店を気になって立ち止まったりしているのをゾンビさんがまったく気付かず歩き去ったのがこの日だけで4回ほどありました。悲しかったです。

京都の夜最高の図

二日目

朝9:00から出発し、鞍馬へ。スタンプラリーが終わったら銀閣寺と伏見稲荷大社でも見ようということで予定が決まりました。
初日は流石に予定が合わせるのが難しいからか単独行動の参加者ばかりでしたが、二日目はグループの方が多かったです。まともな計画性があって羨ましいです。

■鞍馬にて


鞍馬寺山門

というわけで最終ステージでした。しっかり観光したら3時間ほどかかったので、ここは別日に回して正解でした。
なにより二日目はね……



雪!好き!!本気マジック!!!!!!
ということで雪の鞍馬を見ることができました!!!!!イエーーーーーイ!!!冬の京都最高!!!!!!!

いいところなので三連休に行くと言ってたフォロワーもぜひ楽しんできてください。ちなみに三連休の貴船・鞍馬の天気は晴れのち雨です。カワイソ~↑
いや、文字と原作と絵でマウント取れないので雪でくらいマウント取らせて欲しい。

雪の上に立つ射命丸文
レア写真ですね

二日目にしてアクリルスタンドを撮るということを覚えました。
射命丸文の声もとても良かったですね。良い感じに知りたがりで、やかまかしくて、ちょっと胡散臭い感じ。

AR抗うつ薬おじさんと役に立たない結界



参道途中にある綺麗な門

本殿まで上りはケーブルカーで向かいましたが、他にも色々あるようなので下りは歩いていこう実際、牛若丸の慰霊塔があったり大国主少彦名命を祀られていたり、色々見るモノがありました。

一番面白かったのはゾンビさんが側溝に足引っ掛けてたことですね。
視線誘導を食らったとか言い訳してましたがまぁ転んだ事実は変わらないので??? 「足元雑魚の方でいらっしゃる?!?!?!?!」とか煽っていたんですが、それ言った瞬間に私が雪で転びました。東北民の恥さらしです。

というわけで無事にスタンプラリーは終了です。

■伏見にて
ゾンビさんが来たことがないということでラストにやってきた伏見稲荷大社。
当然のことですが、まぁ綺麗で圧巻されますよね。


当然ながら伏見は美しい


「この鳥居、いくら課金したら建てられるんだろうな」という最悪の会話をしていました。
クソでかい鳥居に個人名が書いてあったのを見て「「重課金?!?!!」」と大声でわめいてしまったのは本当にダメですね。

厄年の表や焚き上げするお守り等の捨て場を見ながら本当いい商売だよななんて悪態つきつつ、その辺は茨歌仙5巻収録の23話でよく描かれていて良いという話をしました。課金システム作って何が悪いと言うと、何だろうねぇ。

流石に嘘だろ


おもかる石も安全な加工がされているそうなので持ってみました。

僕「あ、願い事ないな。なんかある?」
ゾンビ「人類滅亡」
僕「重い!!!(どっちが?)」

上まで登ろうとすると3封獣ぬえくらい歩くハメになるのですぐ帰ることに。本当に勧めないのでやめておきましょう。

というわけで京都旅行でした。
無計画ながら楽しく遊んできました。土日でも京都行けるもんだなと分かったので次からはどんどん無茶していこうと思います。では

拍手[2回]

2019ハルヒオンリー

時間軸バグったタイトル。

のオタクである私は涼宮ハルヒシリーズのシンパです。しかし、ハルヒのイベントというものは体験したことがありませんでした。
これから先、一生参加できる機会はないんだろうなーと思っていたらまぁなんと6/30(日)にオンリーイベやるという一報が。

6/1にマクロスのライブがあることは確定していたので、ハルヒオンリーに参加したらまず間違いなく破産すると分かっていたんですよね。
だから正直諦めた方がいいかなーなんて気持ちはあったんですよね。

まぁ構わず行きましたけど。


今回の第一目標はやはり推しであるナナブルクさんのサークル”どこここ”。行くことができなかった冬コミの既刊とキャンバスアート、そして今回から出る新刊、バッチ、アクキーなどなどを頒布するとのことだったのでこれが最低目標でした。

さてナナさんなのですが、イベントに行くにあたって人はどれくらい来るのかな?という予想を事前に立てておりました。
ハルヒオンリーのサークル数は60で、来場者数は当然まだわかりません。ここに係数2.5~3を当てはめてみると、予想来場者数は90~120人ということになります。なかなかリアルじゃない?

これに、コミケのときの私の成績「9」を掛けると22.5~27。つまり約25部がはける計算になります。
  どこここブログより https://dokococo.hatenablog.com/entry/2019/05/27/092700
係数というのはこちらのブログにて投稿者さんが定義した即売会集客係数です。コミケ、例大祭いといった即売会イベントにどれだけ人が集まりやすいかということを評価した値で、これが大きければ大きいほど人が集まるイベントということになるそうです。一般な即売会では2.5~3、コミケでは15.8だそうです。
式にすると以下の通り。

参加サークル数 × 集客係数 = 参加者数
参加者数 - サークル参加者数 = 一般参加者数

引用文前半で言っているのは「この式の集客係数に2.5~3を当てはめると、来場者数が90~120人になる」ということです。なるほど。確かに小規模オンリーイベントならそれくらいの人に収まりそう。

後半で言っている成績というのは過去に参加したイベントでの同人誌頒布数を集客係数で割って出した暫定的な頒布成績のようです(成績 × 集客係数 = 頒布数)。
この計算から、ナナさんは25部くらいは売れるだろうと予想したわけですね。

ナナさんが今回頒布するものは新刊・既刊・キャンパスアート・アクキー・缶バッチ。
告知によれば新刊は45+8部(45部頼んだはずが、なぜか予備が8部も来たらしい)、既刊は50部、キャンパスアートは6枚という告知。小物類は正確な告知はありませんでしたが、ブログや写真を見る限りアクキーは10個ずつほどで缶バッチはもっと少ない感じでしたね。

ちょっと少なくて買えるかどうか不安な気もしますが、この分ならイベント開始(12:30)の30分前にでも着けば無事に購入できるだろうという予想は立てておりました。
ただ前回の夏コミにて始発で向かったにも関わらず10枚限定の色紙を逃したやらかしの経験を鑑みて、10:30には現地に着くようにしようと考えていました。

前日、買えないことが急に怖くなって9時到着予定に変更しました。


ここから当日の話
   ↓
   ↓
   ↓


さて当日。まぁ眠いこと。マジで楽しみすぎて寝付きが最悪だった。にもかかわらず目覚まし5分前に起きるのだから凄い執念だと我ながら思います。

9:00過ぎ 現地着
現地入りした頃にはまだ数人しか人がおらず、時間も余るというマジで無駄過ぎる早起きをしたなぁとやや後悔いたしました。飯を食べに行く余裕すらあった。ただ入場時間前までの暇つぶしにと『憂鬱』を読んだら一気に気分がぶち上っていたので、結果的に時間があったのは正解だったと思います。

あとスタッフさんが笹の木運んでいる光景がアニメ版『笹の葉ラプソディ』みたいで眼福でした。

11:00(?) 列形成
ちょっとやらかしたのがこのタイミング。
多分現場に来た順番で言ったら4番目くらいだったんですが、並び方を間違えましてその時点でいる人たちの最後尾になってしまいました。20人ほどいて最後尾です。
といってもこの時点ではあまり気にしていなくて「まぁ仕方ないかぁー。しかし年齢層がすごいバラバラだなー」なんてことしか思っていませんでした。中学生くらいの人もいれば50歳ほどであろう人もいてビックリでしたね。

さてちょっとヒヤリとしたのがこの後。
気付いたら入場開始前時点で150人はいたんですよね。サークルが50埋まって追加10入った時も驚きましたけど、こうも人が来るとは。流石に9時到着は無駄でしたが(列形成でミスった時点で無駄になっている)遅かったら終わりだったなぁと。

そしてさらに驚いたのが私より前で並んでる人のケータイ待ち受け、ナナさんの絵だったんですよね。
あまりに見慣れ過ぎていて途中まで「あ~ナナさんの絵を待ち受けにしてんだ、ほーん」くらいにしか思ってませんでしたが、よくよく考えたら「ん? ナナさんの絵待ち受けにしてんの?」と事の重大さに気付く。
自分の手前に一人、ナナさんの絵を待ち受けにするほどのガチ勢がいる。

あれ? そういえばナナさん神絵師では?
真っ先にナナさんのスペースに行く人が確実に一人いるということを知ってしまい大いに焦る。前に20人いるがナナさんのところに行くのは何人だ…?と不安になり始めてももう遅い。注意事項の確認と入場時に買うカタログ代の準備をしておいてとの呼びかけがあり、いよいよその時が。

12:30 ハルヒオンリー開幕
カタログを買っていざ入場。真っ先にナナさんのスペースへ向かいましたが既に2人並んでおりました。しかし私含めて3人です。キャンバスアートが無事であると確定してホッとしておりました。
それとナナさんと売り子の柚子湯さんが数学に弱いというアクシデントが発生し、会計が滞っているのがなかなか面白かったです。私の番ではみくるちゃんの缶バッチの在庫が切れるという悲しいこともありましたが、他のモノは手に入れることができました。
絶対に言っておきたかった「夏コミを最後にするって言いましたよね?!??」が言えて満足。柚子湯さんが「詐欺詐欺!」って言ってくれたのもうれしかったですね。実際詐欺。



ちなみに私の会計時にはすでにこんな状況になっていて会計を焦りました。列が後ろじゃなくて前にできているという珍妙な光景でしたね。いっつも過疎なブログしか見てないから忘れてたけどそういえばナナさん神絵師だった……。
当然のごとく完売してましたよね。事前の計算はなんだったのか。

こんな状態だったのでチョロっとブログについて言及だけして退散いたしました。拍手で言ったことをもう一度言うことで存在をアピールする姑息な手段。

新刊では私の大好物なナナさんのラフ絵がたくさん見れて満足。ナナさんの落ち着いた線が好きで、それが良く見えるのがラフなんですよね。普段よりもっと自由に描いたナナブルク絵が見れて満足。このみくるちゃんを見て。あとナナさんやっぱり長門だけ力入ってません?まぁ本人も自覚してるようですが。
既刊ではSOS団全員の私服姿が描かれていました。センスが良い…奥さんに色々聞きながら作ったそうですが、それを思うとほほえましいものもあります。
全体を通して貴重な長門以外ナナブルク画が見れて大変良かったです。

さて実はこの時点で次のお目当てが決まっていまして、ナナさんの隣にあるスペースにてめちゃくちゃ可愛いアクキーがあったんですよね。あまりにもみくるが可愛かった。さっきからみくるばっか触れていますがSOS団は全員推しです。むしろ昔は長門推しだった

こちらビエルカさんのスペースでございました。「N☆K撃退作戦大会議」というあまりにも危険な同人誌が頒布されていました。絵の可愛さに反して思想が強い。内容もめちゃくちゃに勢いが強く、パワーのある作風が大変うらやましかったですね。絵が大変可愛いのでみんなも見ろ。

髪と口と擬音と塗りが可愛い(つまり全部では?)。

あとで気付いたのですが普段は東方で活動しているそう。こっちでも目を引くようなタイトルの作品を作っていて、多分色濃い生活を送ってきたのだろうと思います。
ナナさんのスペースで7700円が飛んであと3サークル回れればいいかという感じだったのですがここでアクキー3つ(SOS団全員あったけど三人娘だけで抑えた)と同人誌をいただき3400円が消し飛びました。

12:35 破産
はい。破産しました。この時点で予算が消え去る。開始5分で破産ってなに??????
8千円払うことが確定してるんだからもっと持って行かんかいという話ですが、あと本3つ買えればいいやとしか思ってなかったで…。
アクキーをこんなに買うことになるとは思ってなかったんですよ!!!! 即売会は恐ろしいところですね……創作を始めた影響か、個人製作のモノにお金をかけるのを惜しむどころか喜んでいる節がある。

このあと仕方がないので生活費の禁を破ってお金をチャージいたしました。後日、しばらく貧乏生活を送りました。

12:45 笹に願い事を吊るす
主催側のイベントとしてSOS団部室の配置再現、パネル展示、願い事を吊るす笹の展示がされておりました。
無意識のうちに部屋のレイアウトをSOS団部室と同じにしたことがあるというキツイ過去がある私は「ウッ…」となりましたが見ていて楽しい企画でしたね。イベント中はここを眺めて劇中のシーン(原作、アニメともに)振り返っている時間が多かったです。

笹の葉にはキョンが書いていた「金くれ」を吊るそうとしたらもういらっしゃって(複数)(資本主義)(人類は金が好き)、仕方がないので真面目な願い事を書きました。世界が少しだけでも面白くなるように的なことを書いてきました。大いに盛り上げるのは団長様がやるので。


これは個人的に好きな願い事。

古みくは画にはなりますしとても分かるのですがどうでしょう……『驚愕』で未来人的には古泉はめちゃくちゃ警戒されていると分かりましたしね。
しかしハルヒで博士論文を取れるとは…ライトノベルというものの扱いも変わってきましたね。嬉しいことです。

~16:00 漁ったり読んだり眺めたり
もうすでに破産してしまった以上、あまり買えるものもなくてどれを買うべきか吟味しておりました。といっても全部結局衝動買いでしたけどね。
まず見つかったのが涼宮ハルヒの覚書こといしじまえいわさんのスペース。見た目からして異様に分厚い(94P!)”北高生ロストドキュメント”は超濃密考察+エッセイ。
私がハルヒにハマった時期にはすでにブームが終わっており、考察というものを見かけることはほぼありませんでした。なのでまさかこのご時世にこれほどの文量のハルヒ考察が読めるとは思ってもいませんでした。

内容に関して現代的オタク風に言えば、解釈の一致でした。大変共感できる考察本で、かつ驚きもあるような本でしたね。『猫はどこに行った?』の解釈はなるほどと。
こういう他の読者の生の意見をずっと見たかったんですよね。



これは私の激重感想。内容が濃いので長いのも仕方がない。ハルヒ関連でこんなに強く共感できたのマジで初めてだったし。

実際重いのは自分でもどうにかしたいところではありますね。私は推しに引かれることが結構多いので。


次に立ち寄ったのはyoさんのサークル”おいもぞーん”のスペース。本の内容はタイトル通りハルヒとキョンとサバイバルでした。
思った以上にサバイバル知識が濃密でした。yoさん自身がそういった知識を調べるのが好きなんだとか。好きを前面に押し出すのが大変同人誌らしくて良いですね…!
こういった知識を入れ込もうとすると得てして構成がおかしくなるのですが、綺麗に収まっていたのもすごいですね。オチが実に分かってらっしゃる。ハルキョンという面での解釈の一致ができました。

しばらくして、破産分もうちょっと買えるなとカタログを漁った後に向かったのが蒼萩あおはさんのサークル”りんごりラーメン”のスペース。新刊『Sunny,sunny later!』を頂きました。
絵がかわよい。頭身低めの絵は正義です。一人アンソロということで絵と小説と漫画が詰まっている。
どことなくアナログ的な絵で、星型やハート型のハイライトが可愛さを引き立てています。水彩的な絵も描いていらっしゃって、塗り上手かよ…と驚いていました。すごい。
小説がですね、良かったです。やっぱりみんな不安なんですよね、時代とともにハルヒが消えていくのが。でもオンリーの様子やこの本を見る限り大丈夫なんじゃないかなぁと思いを馳せておりました。

特に心に残ったのは周防のイラスト。ラフだけ上げていらっしゃった。かわいい(書くの何度目)絵柄なのにどことなく怖い感じがたまらんですね。


さて一通り見て回ったあとでふたたびナナブルクさんのサークル”どこここ”さんのスペースに遊びに行くことに。
当然のごとく完売しておりました。私の服装は大変目立つ(コスプレとかではない)ので覚えてくれていたらしく、完売おめでとうございますからお話始めたのは覚えています。

ここで気になったのはこれ。
私も抽選券をもらっていてポスター貰う気満々でした。番号は2。
「60枚全部配られていたら凄い確率になるな…」と確認してみたら14番くらいまでしか配られていませんでした。「意外と貰わない」とナナさんが言っていましたが、あの盛況からこれは本当に意外でしたね。

正直「抽選方法がブログだけの発表だったら確率上がるのになぁ」とか超セコイことを思っていたんですが、これはラッキー。完売している以上抽選希望者も増えないわけだから、5%以上の確率でポスターがもらえる。
去年の夏コミではこのポスターの長門版を頂いているので揃えばバージョンが揃うなーなんてことを思っていました。

んでこの訪問から30分?1時間?くらいして抽選発表が。


間違いでは????????(実際言った)(抽選三度見)(震える体)
やっぱ私はよほど良い星の下で生まれたんだなぁと再確認しましたよね。ナナさんのポスター2つ持っている人って他にいるの?

というわけで勝ちました。早起きして結局列並びでやらかしたのも番号調整だったんですねぇ。


会場の雰囲気は大変良かったですね。アニメBGMやSOS団キャラソン、ENOZの曲が流れていてそれだけで思うことが色々。

”まっがーれ↓スペクタクル”の開幕古泉セリフでみんな押し黙ったり一人つい声を上げちゃった方がいたりで「みんな本当にハルヒ好きなんだなぁ」としみじみ思っていました。私もテンション上がってましたけど。”雪、無音、窓辺にて”が流れた瞬間スタッフさんが「来たわ」って言ってたのも印象的。私も同じこと思っていました。あと”God knows…”で指トントンしてたスタッフ!!!!!! 良い!!!!!

個人的に一番ヤバかったのは”ジムノペディ”ですね。あの曲聞くともう色々ダメだ。ハルヒのオタクはジムノペディ聞くと切なくなるということは定説。『消失』はオタクに強い影響を与え過ぎた。
壁際にもたれかかって何もできませんでした。消失のことを思い出すと色々泣きそうになってしまう。

BGMだけで色々思い出すのでやっぱり自分はハルヒオタクなんだなぁとしみじみ感じさせられる。

さて良いなぁと思ったのはBGMだけでなくてね。
お若いスタッフさん(未成年かもしれないくらい若い)が「周りにハルヒそこまで好きな人いなくて」「好きな作品のこういうイベントに出れて本当に嬉しい」ということをお話していて「分かるーーー!!」って心で叫んでおりました。

私もハルヒ好きとして、ずっと孤独感を持っていたんですよね。
オタク仲間はおれど、ハルヒオタクはおらぬ。そういう状況で育ってきた私には「私はここにいる」と校庭からメッセージを送ったハルヒの気持ちが良く分かります。だから、今回のイベントは本当に嬉しかった。みんながハルヒのグッズ買って、ハルヒの曲を聴いて、ハルヒでやったことをする。こんなに楽しいことはありませんよ。


そんなこんなで閉会。最後は即売会恒例の拍手で終わり。今開催を決意なさった太郎さんに感謝を込めて、ありがとうございました。

過去最大に長い日記記事になりましたね…。東方MMD制作者で通してるんだからもうちょっとこう…。いやでも仕方ないじゃん。アイデンティティの形成に一役買った作品ですよ。そりゃあ思い入れもデカい。一番共感できるのがハルヒで、一番応援したいのがみくる、一番報われて欲しいのが長門、一番活躍して嬉しいのが古泉、一番多くのことを学んだのがキョン。本当にSOS団のみんな大好きなんですよ。

良かったです。本当に。参加出来て嬉しかったなぁ。

拍手[2回]