忍者ブログ
思いついたことを書き起こして考えを整理させてます。

紫について考える

はい、9/19はらみーさんの誕生日でした。
誕生日となると物理さんが東方創作周りの人へその人が好きなキャラを使ったGIFをツイッターで送るのがもはや恒例行事となりつつあります。あの人は手が速すぎる。

それでですよ。らみーさんが一番好きなキャラは豊姫なのはもう分かり切っていて、物理さんが豊姫のGIF送るのは想像できるんですよ。
が、らみーさんはゆかとよ(紫と豊姫のカップリング)が大好物なわけです。豊姫だけじゃ足りないよなぁ、と思ったので私が紫のプチ動画作って送りつけようと決めたんですよ。

プチ動画の製作に予想以上に苦戦したし物理さんみたいに可愛い動き作れないという話はさておき、物理さんが初手豊姫投げするという読みは的中しました。見事ゆかとよゴッドリンクに成功したわけです。

さてらみーさんに紫の動画を上げるところで、いわゆる解釈違いがあってはいけないなと思い、今日は紫についてめちゃくちゃに研究していました。

私の紫へのイメージは「とにかく大物ぶってる奴」に限ります。儚月抄のあれも合わせると「みみっちい奴」です。字面だけ見ると散々なイメージですがそういうの好きですよ。
で、紫の研究のために原作やったり(永三面までだけ)書籍読み直したりしたんですよ。いやぁ紫って大物ぶっているだけあってちゃんと大物しようとしているんですよ。周りに目を向けているというか、別にやらなくていいことをやっている感じ。
結界の管理者であっても、紫は妖怪の管理者ではないわけですよ(東方的妖怪の性分を考えればそんなポジションあるはずない)。義務はないのは明らかなのに、色々手回しをしている。

紫の色んな行動に対してまぁ今の幻想郷を守るためなのだろうという若干ふわっとした納得をするしかないなか、凄く動機が分かり易いなという行動が一つ。
儚月抄の月面戦争です。留飲を下げたいという凄く分かり易い行動。まぁ自分のためですよね。ムカついたらやり返す。みみっちいながら、これは人間的で共感しやすい。

で、思ったのが全部この「自分のため」ってことなんじゃないかなぁと思うわけです。幻想郷を維持しているのが楽しいから色々手を回すし、偉く見られたいから妖怪を活性化させる。
なんかそういう風に考えたらすごくスッと来たんですよ。義務感というより自分がやりたいからやってるんだろうなと思えば全部共感できる。
いや「やりたいからやっている」なんて当たり前な話ですよ。けどこの発見で紫は胡散臭くて理解しがたいキャラなどではなく、みみっちくてとても人間的なキャラだと強く感じられたんです。

そんなわけで私の中の紫のイメージは「みみっちくて人間的で大物ぶりたい奴」になりました。胡散臭いのもわざとやってて、暗躍しているところを見てもらいたいキャラなんだろうなぁという結論に。
以前より悪化していますが、きっと紫はこういうキャラです。それにそういうキャラの方が義務で動いているキャラよりよっぽど共感できる。そういうのを求めて東方見ているんだから。

そんなわけで出来上がった動画は「無駄にスキマを使って自分の力をアピールしつつ、胡散臭くするために肩をすぼめながらウインクする」というものになりました。いやー実に紫。

拍手[1回]

PR

新kaoru式フラン 紹介

前回の宣言通りフランの紹介です。



宣言したわ良いものの、同じ作者さんが作ったものなので前回紹介したレミリアと長所もだいぶ似ています。よって今回はレミリアとの違いに着目していこうかなと思います。レミリアの紹介記事と合わせて読んでください。

さてレミリアではふわふわスカートが凄いということを書きましたが、フランはレミリアと比べてより広がりやすくやや軽く見えるような物理設定がなされています。
割とスカートの中身が見えやすいですがドロワなので安心。レミリアと同じく大きめの剛体設定をされていて足貫通も少なめ。遠慮なくアクションに使いましょう。個人的にドロワ装備は本当に助かる。

スカートで特徴的なのはこの立体感ですね。波打ちの影が美しい。これもテクスチャパワーだったりします。本当にこの人テクスチャ書くの上手いな。
その効力を見るためにPmxEditorで頂点配置を見てみましょう。

こちらはフリルを除くスカート部分のみを表示させた状態です。


下から見たスカート


この通り立体感の割にスカートはローポリで、下から見るとカックカクです。トリックアートみたいですね。表面を見れば綺麗な曲面を持ったスカートに見えるのに。
これがkaoruさんのテクスチャ力ですよ。


続いて帽子。レミリアとはまた形状が違ったモノです。普通コピペするだろうに帽子のこだわりが異常だぞkaoruさん。



相違点をまとめると
・帽子の波打ちが均等で細かく、影が濃い
・レミリアはリボンをベルトのように通しているが、フランは上からそのまま巻いている(よりドアノブカバーっぽい)
・布の余り方が給食係の帽子みたい
といったところでしょうか。リボンが直巻きになったことでよりピッチリして後ろに布余らなくなったのかなーとか考えています。ただ不自然に綺麗な形をしているかというとそういうわけでもなく、頭のてっぺん周りのムラの付け方は拘っているなぁという感じ。
kaoruさんすんごい。

あとサイドテールを出す穴が確保されていたりします。画像はサイドテールのリボンを非表示にしたもの。


こんなところでしょうか。
あとは羽根が光ったり、サイドテールが形が崩れないよう元の形に戻ろうとする力が強くなっていたり(kaoruさんの癖のようで女苑のドリルヘアも固い)、ベストが崩れないように「上半身2」ボーンの位置が低かったり、そんなところです。

「上半身2」は困る人は要改造です。従来の「上半身」ボーンを「上半身根本」、「上半身2」を「上半身」に名前を変えて新しく「上半身2」を作りましょう。ボタンのせいで違和感を出さないウェイト塗りが大変ですが、まぁどうにかなります。

そういうわけでフランの紹介はここで終わり。みんなもkaoru式モデルを使ってうぇひひと笑いたくなるほど楽しみましょう。
うぇひひ。

拍手[2回]

新kaoru式レミリア 紹介

kaoruさんが配布しているMMD用モデル「レミリア・スカーレット」の紹介です。
配布動画はこちら。同じく配布されているフランの紹介は次回。



2分で出来たポーズでも可愛い。

オススメしたいところを紹介していこうと思うのですが、「顔が良い」という点はみんなすぐ気付けると思うので省いていきます。顔も凄いけどもっともっと褒めたいところがたくさんあるんですよこのモデルは!!
じゃあ張り切って紹介を。


さてまず一個目。スカートの物理と形。



配布動画を見ていただくと分かるのですが、このレミリアのスカートはふっわふわに動きます。
広がり方と曲がり方、また動きが止まった後に元の形に戻ろうとする弾力がとっても綺麗なんですよ。ただ一回転アクセルをさせるだけでもかなり画になります。ここらへんはダウンロードして自分で動かしてみてほしいです。

スカートの中でも特に先っぽの部分は芸術。
先がリボンで絞られているのを見事に表現されているモデリングが見事で、しかも座らせるとその絞りを折り目として曲がる自然な動きをします(上図参照)。
色々動かしてみましたがこの絞りが全然崩れないんですよね。美しい物理設定です。



またスカートの剛体がかなり大きめに設定されており、このようにスカートが地面に着きません。足と触れることもほとんどなく、足に纏ったオーラに押されているかのような挙動をします。
しかしこれは悪い点どころか基本的に良点です。かなり余裕を持った設定をされているので足が貫通しにくいんですよね。スカートがかなり長いため、上記の足のオーラに押される現象はほぼ見えません。そもそも厳密な物理計算をさせたい人は別の3Dアニメソフトを使うでしょうし、MMDモデルとしてはかなり良い設定だと思います。


続いてオススメしたい点はシワ。



kaoru式モデルといえばシワだと私は思っています。
色んなシワがありますよね。袖の絞り、リボン、シャツの引っ張り、スカートの折り目。これら全部テクスチャで付けられたものです。kaoruさんはテクスチャ作りが本当に上手なんですよね。
スカートの照らされたような明るさも髪の毛のアニメみたいな影もテクスチャによるものですが、シワこそがkaoru式テクスチャの真骨頂なのではないかと勝手に思っています。

だってこのシャツ、いかにも人が着ているように見えるでしょ?(レミリアは吸血鬼だけど)
シワがあるから袖がピッチリ縛られていることが分かるし、シワがあるからシャツを着たときの引っ張りがこちらに伝わるようなリアルさがある。

モデルは張りぼてのような形になっていて、テクスチャはそこに絵を貼り付けたようなものです。張りぼてに絵を描くだけでこんなに凄くなるのか!という点をぜひとも理解してほしいのでこれはみんなにダウンロードして見てもらいたいですねー。


さて最後。素晴らしい帽子のモデリング。これが一番推したいところです。



やや伝わり辛いかと思ったので図に字を書いて説明しています。
もうこれは実際に自分でダウンロードして見て欲しいですね。多少3Dに関わっている人なら分かると思いますが、凄い出来です。私はダウンロードして一時間くらいずっとこの帽子眺めてました。こんな出来の良いドアノブカバーあるのかというモデリング。

こんなに凝った形をしたパーツというのは中々見れませんよ。曲線まみれですからね。鏡面コピーで左右対称にはなっているけど、これフルスクラッチか……。本人曰く一番拘ったところだそうですが、「だろうな」という感じです。
影はテクスチャで表現されていますが、ちょっとそれだけじゃこの立体感は表現しきれないためかなりのモデリング力が必要になったことでしょう。

いやちょっとこれは本当にダウンロードして見てください。私は感動しましたし、他にもたくさんそうなる人はいるはず。


というわけでね、このスーパーモデルをダウンロードしてください。いや本当にこのモデルで遊べるのは贅沢ですよ。そして色々触って私と同じように感動してください。
そういうわけでkaoru式レミリアの紹介でした!

拍手[3回]

ちぇあさん引退

kaoru式レミリア・フランが本当に感動的な出来だったのでそのレビューを書こうと予定していましたがちょっとショックを受けたのでそれは次回に書かせてください。

音楽制作者兼東方アレンジャーのちぇあさんが創作休止を宣言なされました。

MMDに使う素材を探していると、「これ良いな」とか「使ってみたいな」とかを通り越して好きになって、創作者さんに惚れるときがあるんですよ。
音楽で言うとRoundLoudnessのラウさんと今回活動休止を宣言したちぇあさんがそうです。
ちぇあさんの音楽には本当に創作で助けられまして、弾幕ごっこだ魔理沙ちゃんはちぇあさんのおかげで出来た作品なんですよ。

本当にちぇあさんの投稿は楽しみにしていました。「Ceiling Star」と「神は秘シて名ヲ残す」を初めて聞いた時のわくわくは忘れられません。あのときは世界が広がった気がしました。
もう新しいものはやってこないんだなと思うと悲しいばかりです。

今まで気づきもしませんでしたがboothで販売をしているようなのでとりあえずこれを買ってせめてありがとうだけ伝えようと思うのです。
ずっとBGM配布者としてアテにするつもりだったし、まずもってファンだったし、私が惚れた製作者さんであるこの人をもっと有名にするんだと野望を持っていました。
ちぇあさんありがとう。

拍手[0回]

ピーチスピーチ・ボーダーポーター

このブログを見返す頃にはもう無くなっているかもしれない自作動画のタイトルです。消すとしたらあと一週間後ですかね。投稿三日後あたりに消そうと思っていたのですが予想より反響があって悩んでいるところです。


さてこの動画、わざわざ消す予定まで立ててなぜ作ったのかという話です。


まず一つ目の理由。はちうえさんとらみーさんに好物をぶん投げてみたかったから。
前はちうえさんとツイッターでお話したとき「自分の作風みたいな動画はどんどん作れ」みたいなこと言ってたんですよ。それとらみーさんは事あるごとに「ゆかとよください」って言ってるんですよ。
両方やるか、と思い「はちうえ風の紙芝居」+「ゆかとよ」な動画を作ったわけです。この二人にちょっとしたプレゼントをしてみようという感覚ですね。
製作中は二人の力をフュージョンライズしてる気分になってました。片手に儚月抄、画面にはちうえ作品という具合でしたね。

二つ目。身内ネタをひっそりと潜ませる動画を作りたかったから。
多分ほとんどの人は見ても分からないと思うんですが、動画の中ではツイッターで話した人たちのネタが仕込まれています。
普通の人は分からないけど、一部の人が見たら笑えるっていうの良いなって思ったので。けど本人がまったく反応してくれないので意味がなかった気がします。

三つ目。CMを使いたかったから。
第十回東方ニコ童祭ではみんなでニコ童祭を宣伝しようという趣旨の企画があり、配布されたCMを使えるんですよ。らみーさんが作ったものとLVがたりないさんが作ったものの二種類あってどっちもとっても素敵なモノに仕上がってます。
私この二人大好きなのでCM使いたかったんですよね。それだけ。推しを推したくて何が悪い。

という三つの理由から製作に至りました。なのであの動画、完全に身内宛てなわけです。


じゃあなんで消したがるのという理由です。
まず私の流儀に反するから。
「これ東方でやる意味ある?」っていうコメントあるじゃないですか。私は割とアレと同じことを思う人で、キャラ崩壊とかさせたくないんですよね。まぁ今回は見事にぶっ壊しているわけです。なので違うなぁという。
あ、でも東方でやる意味あるかと言われると怪しい作品も楽しんでますからね。作った本人が良ければそれでいいですし、見て面白いなら私も楽しむというだけです。

次。あまり内容に納得してないから。
いやストックとか無限に好きだし、儚月抄からちょいちょい拾いながらも身内ネタ入れてるセンスは凄いですよ。けど素人芸だというのは客観的に見ても事実だと思うので。なんか足りない。味噌汁に出汁が入ってないみたいな感覚。
身内ネタ満載のパクリ作品(ゆかとよ)っていう存在自体が面白いのでそこは無限に好きです。


うーーーーんどうしましょう。ラーメン屋にある変わり種の限定メニューみたいに、こういうかたもち風から外れたモノは全部期間限定にするのも面白いかなぁと思っているので悶々。

拍手[0回]