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思いついたことを書き起こして考えを整理させてます。

2019ハルヒオンリー

時間軸バグったタイトル。

のオタクである私は涼宮ハルヒシリーズのシンパです。しかし、ハルヒのイベントというものは体験したことがありませんでした。
これから先、一生参加できる機会はないんだろうなーと思っていたらまぁなんと6/30(日)にオンリーイベやるという一報が。

6/1にマクロスのライブがあることは確定していたので、ハルヒオンリーに参加したらまず間違いなく破産すると分かっていたんですよね。
だから正直諦めた方がいいかなーなんて気持ちはあったんですよね。

まぁ構わず行きましたけど。


今回の第一目標はやはり推しであるナナブルクさんのサークル”どこここ”。行くことができなかった冬コミの既刊とキャンバスアート、そして今回から出る新刊、バッチ、アクキーなどなどを頒布するとのことだったのでこれが最低目標でした。

さてナナさんなのですが、イベントに行くにあたって人はどれくらい来るのかな?という予想を事前に立てておりました。
ハルヒオンリーのサークル数は60で、来場者数は当然まだわかりません。ここに係数2.5~3を当てはめてみると、予想来場者数は90~120人ということになります。なかなかリアルじゃない?

これに、コミケのときの私の成績「9」を掛けると22.5~27。つまり約25部がはける計算になります。
  どこここブログより https://dokococo.hatenablog.com/entry/2019/05/27/092700
係数というのはこちらのブログにて投稿者さんが定義した即売会集客係数です。コミケ、例大祭いといった即売会イベントにどれだけ人が集まりやすいかということを評価した値で、これが大きければ大きいほど人が集まるイベントということになるそうです。一般な即売会では2.5~3、コミケでは15.8だそうです。
式にすると以下の通り。

参加サークル数 × 集客係数 = 参加者数
参加者数 - サークル参加者数 = 一般参加者数

引用文前半で言っているのは「この式の集客係数に2.5~3を当てはめると、来場者数が90~120人になる」ということです。なるほど。確かに小規模オンリーイベントならそれくらいの人に収まりそう。

後半で言っている成績というのは過去に参加したイベントでの同人誌頒布数を集客係数で割って出した暫定的な頒布成績のようです(成績 × 集客係数 = 頒布数)。
この計算から、ナナさんは25部くらいは売れるだろうと予想したわけですね。

ナナさんが今回頒布するものは新刊・既刊・キャンパスアート・アクキー・缶バッチ。
告知によれば新刊は45+8部(45部頼んだはずが、なぜか予備が8部も来たらしい)、既刊は50部、キャンパスアートは6枚という告知。小物類は正確な告知はありませんでしたが、ブログや写真を見る限りアクキーは10個ずつほどで缶バッチはもっと少ない感じでしたね。

ちょっと少なくて買えるかどうか不安な気もしますが、この分ならイベント開始(12:30)の30分前にでも着けば無事に購入できるだろうという予想は立てておりました。
ただ前回の夏コミにて始発で向かったにも関わらず10枚限定の色紙を逃したやらかしの経験を鑑みて、10:30には現地に着くようにしようと考えていました。

前日、買えないことが急に怖くなって9時到着予定に変更しました。


ここから当日の話
   ↓
   ↓
   ↓


さて当日。まぁ眠いこと。マジで楽しみすぎて寝付きが最悪だった。にもかかわらず目覚まし5分前に起きるのだから凄い執念だと我ながら思います。

9:00過ぎ 現地着
現地入りした頃にはまだ数人しか人がおらず、時間も余るというマジで無駄過ぎる早起きをしたなぁとやや後悔いたしました。飯を食べに行く余裕すらあった。ただ入場時間前までの暇つぶしにと『憂鬱』を読んだら一気に気分がぶち上っていたので、結果的に時間があったのは正解だったと思います。

あとスタッフさんが笹の木運んでいる光景がアニメ版『笹の葉ラプソディ』みたいで眼福でした。

11:00(?) 列形成
ちょっとやらかしたのがこのタイミング。
多分現場に来た順番で言ったら4番目くらいだったんですが、並び方を間違えましてその時点でいる人たちの最後尾になってしまいました。20人ほどいて最後尾です。
といってもこの時点ではあまり気にしていなくて「まぁ仕方ないかぁー。しかし年齢層がすごいバラバラだなー」なんてことしか思っていませんでした。中学生くらいの人もいれば50歳ほどであろう人もいてビックリでしたね。

さてちょっとヒヤリとしたのがこの後。
気付いたら入場開始前時点で150人はいたんですよね。サークルが50埋まって追加10入った時も驚きましたけど、こうも人が来るとは。流石に9時到着は無駄でしたが(列形成でミスった時点で無駄になっている)遅かったら終わりだったなぁと。

そしてさらに驚いたのが私より前で並んでる人のケータイ待ち受け、ナナさんの絵だったんですよね。
あまりに見慣れ過ぎていて途中まで「あ~ナナさんの絵を待ち受けにしてんだ、ほーん」くらいにしか思ってませんでしたが、よくよく考えたら「ん? ナナさんの絵待ち受けにしてんの?」と事の重大さに気付く。
自分の手前に一人、ナナさんの絵を待ち受けにするほどのガチ勢がいる。

あれ? そういえばナナさん神絵師では?
真っ先にナナさんのスペースに行く人が確実に一人いるということを知ってしまい大いに焦る。前に20人いるがナナさんのところに行くのは何人だ…?と不安になり始めてももう遅い。注意事項の確認と入場時に買うカタログ代の準備をしておいてとの呼びかけがあり、いよいよその時が。

12:30 ハルヒオンリー開幕
カタログを買っていざ入場。真っ先にナナさんのスペースへ向かいましたが既に2人並んでおりました。しかし私含めて3人です。キャンバスアートが無事であると確定してホッとしておりました。
それとナナさんと売り子の柚子湯さんが数学に弱いというアクシデントが発生し、会計が滞っているのがなかなか面白かったです。私の番ではみくるちゃんの缶バッチの在庫が切れるという悲しいこともありましたが、他のモノは手に入れることができました。
絶対に言っておきたかった「夏コミを最後にするって言いましたよね?!??」が言えて満足。柚子湯さんが「詐欺詐欺!」って言ってくれたのもうれしかったですね。実際詐欺。



ちなみに私の会計時にはすでにこんな状況になっていて会計を焦りました。列が後ろじゃなくて前にできているという珍妙な光景でしたね。いっつも過疎なブログしか見てないから忘れてたけどそういえばナナさん神絵師だった……。
当然のごとく完売してましたよね。事前の計算はなんだったのか。

こんな状態だったのでチョロっとブログについて言及だけして退散いたしました。拍手で言ったことをもう一度言うことで存在をアピールする姑息な手段。

新刊では私の大好物なナナさんのラフ絵がたくさん見れて満足。ナナさんの落ち着いた線が好きで、それが良く見えるのがラフなんですよね。普段よりもっと自由に描いたナナブルク絵が見れて満足。このみくるちゃんを見て。あとナナさんやっぱり長門だけ力入ってません?まぁ本人も自覚してるようですが。
既刊ではSOS団全員の私服姿が描かれていました。センスが良い…奥さんに色々聞きながら作ったそうですが、それを思うとほほえましいものもあります。
全体を通して貴重な長門以外ナナブルク画が見れて大変良かったです。

さて実はこの時点で次のお目当てが決まっていまして、ナナさんの隣にあるスペースにてめちゃくちゃ可愛いアクキーがあったんですよね。あまりにもみくるが可愛かった。さっきからみくるばっか触れていますがSOS団は全員推しです。むしろ昔は長門推しだった

こちらビエルカさんのスペースでございました。「N☆K撃退作戦大会議」というあまりにも危険な同人誌が頒布されていました。絵の可愛さに反して思想が強い。内容もめちゃくちゃに勢いが強く、パワーのある作風が大変うらやましかったですね。絵が大変可愛いのでみんなも見ろ。

髪と口と擬音と塗りが可愛い(つまり全部では?)。

あとで気付いたのですが普段は東方で活動しているそう。こっちでも目を引くようなタイトルの作品を作っていて、多分色濃い生活を送ってきたのだろうと思います。
ナナさんのスペースで7700円が飛んであと3サークル回れればいいかという感じだったのですがここでアクキー3つ(SOS団全員あったけど三人娘だけで抑えた)と同人誌をいただき3400円が消し飛びました。

12:35 破産
はい。破産しました。この時点で予算が消え去る。開始5分で破産ってなに??????
8千円払うことが確定してるんだからもっと持って行かんかいという話ですが、あと本3つ買えればいいやとしか思ってなかったで…。
アクキーをこんなに買うことになるとは思ってなかったんですよ!!!! 即売会は恐ろしいところですね……創作を始めた影響か、個人製作のモノにお金をかけるのを惜しむどころか喜んでいる節がある。

このあと仕方がないので生活費の禁を破ってお金をチャージいたしました。後日、しばらく貧乏生活を送りました。

12:45 笹に願い事を吊るす
主催側のイベントとしてSOS団部室の配置再現、パネル展示、願い事を吊るす笹の展示がされておりました。
無意識のうちに部屋のレイアウトをSOS団部室と同じにしたことがあるというキツイ過去がある私は「ウッ…」となりましたが見ていて楽しい企画でしたね。イベント中はここを眺めて劇中のシーン(原作、アニメともに)振り返っている時間が多かったです。

笹の葉にはキョンが書いていた「金くれ」を吊るそうとしたらもういらっしゃって(複数)(資本主義)(人類は金が好き)、仕方がないので真面目な願い事を書きました。世界が少しだけでも面白くなるように的なことを書いてきました。大いに盛り上げるのは団長様がやるので。


これは個人的に好きな願い事。

古みくは画にはなりますしとても分かるのですがどうでしょう……『驚愕』で未来人的には古泉はめちゃくちゃ警戒されていると分かりましたしね。
しかしハルヒで博士論文を取れるとは…ライトノベルというものの扱いも変わってきましたね。嬉しいことです。

~16:00 漁ったり読んだり眺めたり
もうすでに破産してしまった以上、あまり買えるものもなくてどれを買うべきか吟味しておりました。といっても全部結局衝動買いでしたけどね。
まず見つかったのが涼宮ハルヒの覚書こといしじまえいわさんのスペース。見た目からして異様に分厚い(94P!)”北高生ロストドキュメント”は超濃密考察+エッセイ。
私がハルヒにハマった時期にはすでにブームが終わっており、考察というものを見かけることはほぼありませんでした。なのでまさかこのご時世にこれほどの文量のハルヒ考察が読めるとは思ってもいませんでした。

内容に関して現代的オタク風に言えば、解釈の一致でした。大変共感できる考察本で、かつ驚きもあるような本でしたね。『猫はどこに行った?』の解釈はなるほどと。
こういう他の読者の生の意見をずっと見たかったんですよね。



これは私の激重感想。内容が濃いので長いのも仕方がない。ハルヒ関連でこんなに強く共感できたのマジで初めてだったし。

実際重いのは自分でもどうにかしたいところではありますね。私は推しに引かれることが結構多いので。


次に立ち寄ったのはyoさんのサークル”おいもぞーん”のスペース。本の内容はタイトル通りハルヒとキョンとサバイバルでした。
思った以上にサバイバル知識が濃密でした。yoさん自身がそういった知識を調べるのが好きなんだとか。好きを前面に押し出すのが大変同人誌らしくて良いですね…!
こういった知識を入れ込もうとすると得てして構成がおかしくなるのですが、綺麗に収まっていたのもすごいですね。オチが実に分かってらっしゃる。ハルキョンという面での解釈の一致ができました。

しばらくして、破産分もうちょっと買えるなとカタログを漁った後に向かったのが蒼萩あおはさんのサークル”りんごりラーメン”のスペース。新刊『Sunny,sunny later!』を頂きました。
絵がかわよい。頭身低めの絵は正義です。一人アンソロということで絵と小説と漫画が詰まっている。
どことなくアナログ的な絵で、星型やハート型のハイライトが可愛さを引き立てています。水彩的な絵も描いていらっしゃって、塗り上手かよ…と驚いていました。すごい。
小説がですね、良かったです。やっぱりみんな不安なんですよね、時代とともにハルヒが消えていくのが。でもオンリーの様子やこの本を見る限り大丈夫なんじゃないかなぁと思いを馳せておりました。

特に心に残ったのは周防のイラスト。ラフだけ上げていらっしゃった。かわいい(書くの何度目)絵柄なのにどことなく怖い感じがたまらんですね。


さて一通り見て回ったあとでふたたびナナブルクさんのサークル”どこここ”さんのスペースに遊びに行くことに。
当然のごとく完売しておりました。私の服装は大変目立つ(コスプレとかではない)ので覚えてくれていたらしく、完売おめでとうございますからお話始めたのは覚えています。

ここで気になったのはこれ。
私も抽選券をもらっていてポスター貰う気満々でした。番号は2。
「60枚全部配られていたら凄い確率になるな…」と確認してみたら14番くらいまでしか配られていませんでした。「意外と貰わない」とナナさんが言っていましたが、あの盛況からこれは本当に意外でしたね。

正直「抽選方法がブログだけの発表だったら確率上がるのになぁ」とか超セコイことを思っていたんですが、これはラッキー。完売している以上抽選希望者も増えないわけだから、5%以上の確率でポスターがもらえる。
去年の夏コミではこのポスターの長門版を頂いているので揃えばバージョンが揃うなーなんてことを思っていました。

んでこの訪問から30分?1時間?くらいして抽選発表が。


間違いでは????????(実際言った)(抽選三度見)(震える体)
やっぱ私はよほど良い星の下で生まれたんだなぁと再確認しましたよね。ナナさんのポスター2つ持っている人って他にいるの?

というわけで勝ちました。早起きして結局列並びでやらかしたのも番号調整だったんですねぇ。


会場の雰囲気は大変良かったですね。アニメBGMやSOS団キャラソン、ENOZの曲が流れていてそれだけで思うことが色々。

”まっがーれ↓スペクタクル”の開幕古泉セリフでみんな押し黙ったり一人つい声を上げちゃった方がいたりで「みんな本当にハルヒ好きなんだなぁ」としみじみ思っていました。私もテンション上がってましたけど。”雪、無音、窓辺にて”が流れた瞬間スタッフさんが「来たわ」って言ってたのも印象的。私も同じこと思っていました。あと”God knows…”で指トントンしてたスタッフ!!!!!! 良い!!!!!

個人的に一番ヤバかったのは”ジムノペディ”ですね。あの曲聞くともう色々ダメだ。ハルヒのオタクはジムノペディ聞くと切なくなるということは定説。『消失』はオタクに強い影響を与え過ぎた。
壁際にもたれかかって何もできませんでした。消失のことを思い出すと色々泣きそうになってしまう。

BGMだけで色々思い出すのでやっぱり自分はハルヒオタクなんだなぁとしみじみ感じさせられる。

さて良いなぁと思ったのはBGMだけでなくてね。
お若いスタッフさん(未成年かもしれないくらい若い)が「周りにハルヒそこまで好きな人いなくて」「好きな作品のこういうイベントに出れて本当に嬉しい」ということをお話していて「分かるーーー!!」って心で叫んでおりました。

私もハルヒ好きとして、ずっと孤独感を持っていたんですよね。
オタク仲間はおれど、ハルヒオタクはおらぬ。そういう状況で育ってきた私には「私はここにいる」と校庭からメッセージを送ったハルヒの気持ちが良く分かります。だから、今回のイベントは本当に嬉しかった。みんながハルヒのグッズ買って、ハルヒの曲を聴いて、ハルヒでやったことをする。こんなに楽しいことはありませんよ。


そんなこんなで閉会。最後は即売会恒例の拍手で終わり。今開催を決意なさった太郎さんに感謝を込めて、ありがとうございました。

過去最大に長い日記記事になりましたね…。東方MMD制作者で通してるんだからもうちょっとこう…。いやでも仕方ないじゃん。アイデンティティの形成に一役買った作品ですよ。そりゃあ思い入れもデカい。一番共感できるのがハルヒで、一番応援したいのがみくる、一番報われて欲しいのが長門、一番活躍して嬉しいのが古泉、一番多くのことを学んだのがキョン。本当にSOS団のみんな大好きなんですよ。

良かったです。本当に。参加出来て嬉しかったなぁ。

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