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思いついたことを書き起こして考えを整理させてます。

MMD用PCの考察

※誤って記事を消したためバックアップをアップロードしています。情報が古めです。

「MMD用にPCを買いたいけど、どうすればいいか分からない……!」

そんなあなたの役に立てればいいなぁという思いと、自分で思ったことをまとめておきたいなぁという思いからできた記事です。
自作を想定していますが、まぁ既製品を買う場合でもアテになる部分はあるでしょう。
「MMD用のPCはゲーミング用のものが良い」という話はよく見かけますが、細かく書いているモノは見たことがないんですよね。そういうわけでまぁまぁレアなので参考にしていってください。

※追記
と思っていたらMMDブログ「みさきる!」さんでMMDのパソコン選びというモロな記事がありました。こちらも参考にどうぞ。
ちなみにそちらの記事でリンクが貼ってある「格安PCでやるMMD講座」という動画は私が作りました。そもそもPCを買い換えることを躊躇ってる方は見てみてください。
※追記ここまで

どういうものがMMDには必要か

先日MMD用にPCを買い替えた私ですが、ちょっと面白いツイートを見かけました。※シングルコア動作というのは誤りで、正しくはシングルスレッド動作だったようです。

前々から「MMDの起動中に妙にCPU使用率上がるなー」とは思っていたんですよ。どうやらMMDの動作の仕組みは少し変で、描画はグラフィックボード、物理演算はCPU(シングル動作)というようになっていたらしいです。
「何言ってるか意味分からん」という方に軽くだけ説明していきます。

CPU

これはPCの脳にあたるパーツです。
パソコンが何かを考えるときに使われるのがこのパーツです。人からの指令をCPUくんが受け取り、なにを動かせばいいかとかの指示や計算を行うことでPCが動いています。

グラフィックボード

通称グラボ。GPUと呼ばれたりもします。こちらは映像専門パーツになります。
画面に何か映したりする際に使われるのがこれ。たくさんのものが画面に映されるゲームなどでとても重要視される子です。
PCによってはグラボは搭載されておらず、その場合はCPUが映像機能も担当しています。
ただグラボが搭載されている方が映像機能が強くなり3D描画などが早くなるため、快適にMMDを動作させるためにはグラボが必要になります。

シングルスレッド動作

これは少し分かりづらい。
さっき言ったCPUっていうのは小さいPCの脳が複数繋がってできています。この小さい脳を"コア"と呼びます。さらにそれより小さい脳の単位をスレッドと呼びます。
たくさん脳があることで、一度にたくさんのことが考えられるという仕組みになっています。
この小さな脳を一つだけ使う動作をシングルスレッド動作と呼ぶわけです。

ソフト一つを早く動かすためには基本的にはこのシングルスレッド動作の性能が必要になってきます。
スレッドの性能の基準となる数値は、上述したGHzという単位で表される周波数です。周波数[GHz]が高ければ高いほどソフト一個を動かすのが得意な傾向があるということです。実際にはそうではないこともありますが、とりあえずはそう覚えていてください。

MMDでの物理演算ではこの性能が必要とされるということを上のツイートで言っていたわけですね。なので改めて翻訳すると「MMDやりたかったら周波数が高くて計算の早いCPUを使え」ということです。


また小さな脳を複数使うときの動きをマルチスレッド動作と呼びます。これは主にたくさんのソフトを使う際に必要になります。
脳の数が多いと同時にできることが多くなるとイメージしてもらえるといいのですが、スレッドが多ければ多いほどたくさんのソフトを動かすのが得意なCPUになります。
また、一つのソフトだけを動かす時でもスレッドが2~3個使用される場面は結構あります。私なんかは動画編集ソフトを動かす際、動作軽量化のために12個あるスレッドを全部を動かすように設定しています。そういうことができる場面もあるよ! ということは覚えておいてください。

つまりMMD用PCに必要なモノは…

さて以上を踏まえると、こういうことになるわけです。

・MMDの快適な映像出力には良いグラボが必要!
・物理演算のためにシングルスレッド性能が良いCPUが必要!
(ツイートで言ってたこと)

MMDは特にグラボへの依存度が高いため、やはり最重視したいのはグラボでしょう。でもCPUのシングルスレッド性能をケチったら物理演算が重くなって結局遅いよね~という話。
これで快適にMMDを快適に行う条件は揃った! と言いたいところですが、そうではありません。

MMD動画と言っても、使用するソフトはMMDだけではありません。必ず動画編集ソフトが必要になります(メジャーなのはフリーソフトであるAvitul)。これらを使った作業、特にエンコードでは多くスレッドがある方が有利です。また、MMDにおいても物理演算以外はマルチスレッド動作を行っています(とはいえそこまで重視されませんが)
そういうわけでツイートには乗っていない話ですが、個人的な付け加えです。

・編集ソフトのためにマルチスレッド性能も捨てたくない

MMD用のPCを作るにはこれら三点をおさえましょう。

MMD用PCパーツ

さてじゃあ三つを守るためには実際のところ、何を使えばいいんだよという話です。具体的な商品名を挙げていきます。値段は2019年8月末基準です。
なお以下では予算10万円ほどを想定して書きます。それ以上のお金をかけて高スペックを求めるなら話は全然違ってきます。RayMMDなどの統合型エフェクトを使いながら4K出力するなら20万PCが必要になりますが、そんなん要らんわというなら10万円で十分。

また、パーツを何個も買うよりもBPOショップで似たパーツを揃えたパソコンを買う方が安くなる可能性もございます。無理に組む必要もありません。

MMD用CPU


超安くそれなりのモノが欲しいのならRyzen2世代! 良いモノが欲しいのならRyzen3世代
世はRyzenの時代!!

さて、おさらいですがMMDにおいてはシングルスレッド性能が求められます。
そのため周波数が高ければ高いほどMMDをやるにふさわしいCPUということになります。

CPUは基本的にIntelのcoreシリーズ、AMDのRyzenシリーズがメジャーです。この二つのCPUの特徴をかなりザックリと挙げると以下の通り。
coreシリーズはスレッド一つ一つの性能が高い
Ryzenシリーズは値段の割にスレッド数が多い
coreシリーズというのはi3、i5とかいうお馴染みのCPU。
Ryzenシリーズはここ数年で流行り始めたCPUです。留意点が一つあるのですが、Ryzenには基本的にグラフィック機能がついていないためグラボがないと映像が映りません。どうせグラボを買うなら関係ない話ではあるのですが。
上述の通りMMDではCPUのシングルスレッド動作が重要になります。というわけでcoreシリーズがいいのかなぁなんて思いきや、今は事情が変わってきております。

2019年7月にCPUの環境は大きく変わりました。
ここ最近でのRyzenの急成長が凄まじく、特にコスパにおいては他の追随を許さない状態です。

比較的買いやすい値段のCPUで比較しましょう。
=30000円付近=
Ryzen5 3600X」30500円
3: 世代数。最新世代が3
600: 性能値。600はRyzen5の中で最高
X: 強化版の意(そういうことにしておいてください)
・パラメータ
 周波数:3.8~4.4GHz
 CineBenchR15Single スコア:202
 スレッド数:12
 CineBenchR15Multi スコア:1795

i5-9600K」28900円
9: 世代数。9は現在の最新世代
600: 性能値。600はi5の中で最高
K: 強化版の意
・パラメータ
 周波数:3.7~4.6GHz
 CineBenchR15Single スコア:200
 スレッド数:6
 CineBenchR15Multi スコア:1068
CineBenchR15というのはCPU評価テストの一種です。Singleがシングルスレッド動作、Multiがマルチスレッド動作の性能を表します。ベンチマーク結果は海外サイトから引用しました。参考程度に見てください。

見てわかるように、Ryzenは値段に対して性能が高い=コスパが良いです。
特にマルチスレッド性能は凄まじく、同価格のcoreシリーズと比べると大きく差が開きます。
MMDにおいてはシングルスレッド性能が重要ですが、ベンチマークスコアを見るにcoreシリーズとほぼ同じなのです。スコアを信用するならRyzenが上位互換と言えます。

さて買いやすいとは言ってもパーツ一個で3万円はちょっと高いでしょうし、このCPUたちはTDP=必要電力が95Wである関係で少し組むのが面倒になります。
グレードを落としたCPUも見てみましょう。以下のCPUは必要電力65Wです。
=ミドル帯=
i5-9600」26900円
・パラメータ
 周波数:3.1~4.6GHz
 CineBenchR15Single スコア:186
 スレッド数:6
 CineBenchR15Multi スコア:1042

Ryzen5 3600」25700円
・パラメータ
 周波数:3.6~4.2GHz
 CineBenchR15Single スコア:197
 スレッド数:12
 CineBenchR15Multi スコア:1581

=格安帯=
i5-9400F」17900円
・パラメータ
 周波数:2.9~4.1GHz
 CineBenchR15Single スコア:177
 スレッド数:6
 CineBenchR15Multi スコア:987

Ryzen5 260015000円※型落ちの影響で激安
・パラメータ
 周波数:3.4~3.7GHz
 CineBenchR15Single スコア:163
 スレッド数12
 CineBenchR15Multi スコア:1307
一押しはRyzen5 3600というのもこいつ、破格のコスパであることが良く分かるでしょう。同値段のi5-9600の上位互換ともいえるベンチマーク数値を叩き出しています。

私が実際に使っているのはRyzen5 2600です。1年ほどMMDをやってきましたが、物理演算が重くなったという体験は一度もないんですよね。スカートの物理付きモデル4体読み込んでも30fpsは保てます。大群を読み込むとなれば話は別でしょうけど、現状は不足ありません。
ちなみに当時22000円で買ったのでやらかしました。

そういうわけで私個人としてはRyzenが断然おすすめです。

MMD用グラボ


グラボでもコスパを求めるならやはりAMD製! より安定を取るならGTX

MMDにおいてグラボのシリーズは二択です。AMDのRadeonシリーズ(RX)、もしくはGeForceのGTXシリーズ(GTX-○○というやつ)を使いましょう。これを買っておけば問題ありません。

~~~読まなくてもいい理屈~~~
「なぜか」と言いますと、これはMMDのプログラミングの問題です。
3Dグラフィックのソフトでは”DirectX””OpenGL”という2種類のライブラリのどちらかが使われます。ライブラリというのはプログラムを作る際に使う便利ツールのことです(そういうことにしておいてください)。上記二つのグラボシリーズはこのDirectXと相性が良くなるように設計されています。
で、MMDはDirectXを使って作られています。つまり、GTXとRadeonはMMDと相性がいいということになりますね。

ちなみにDirectXはゲーム開発でよく使われるライブラリです。その関係でゲーミングPCではGeForceやRadeonがよく搭載されています。ゲーミングPCはMMD向きであると言われることが多いのですが、それはこういった理由があるためですね。
~~~~~~ここまで~~~~~~

細かい話を抜きにMMDにおけるグラボの性能を見たい方はこちらのドラクエXベンチマーク、PSO2ベンチマークをご覧ください。
両者ともにはMMDと同じDirectX9環境のゲームです。ドラクエXはCPU依存率が高め、PSO2はGTXがスコアを伸ばしやすいという特徴があるため参考程度に。

さてそれではまずGTXシリーズについて説明。
PCパーツというのは名前で性能がわかるようになっています。GTXシリーズは以下の通り。
GTX-○○××
○○: 世代数。高ければ高いほど新しい。10が現行世代。16や20はパワーアップ版。
××: 性能値。高ければ高いほど性能が高い。30~80で表す。
ざっくりとですが、××が60以上だとPCガチ勢の買う商品です。値段も結構高い。
○○の数値が基本的に10以上のものを買うといいでしょう。

私が使っているのはこの中間モデルにあたるGTX-1050Ti。現在はその強化版、GTX-1650が販売中です。価格は15000円ほど。
実際に使った時の動作は「モデル二体(軽めのシェーダ付き)をブラーとパーティクル使って戦わせて1080p出力しても大丈夫」という具合。ビームマンさんのWindやSimplemagicはヘッチャラ、ただBigExprosionのNuke2 Toonはグラボ使用率が100%になってカクつきます。
かなり重いエフェクトを使う気がないのなら、GTX-1650で十分に作業できるでしょう。

上述のBigExprosionやNCHLシェーダーなどのエフェクトを派手に使いたい場合には1050Tiやその強化版の1650では不足するでしょう。もっと高位のモデルを買うことを勧めます。
が、1060以上は値段がグンと上がるし、電力が多く必要になったりファンが2つになったりします。それでもやりたいか? ということはしっかり考えて買い物しましょう。予想にはなりますが、GTX-1660Ti(30000円)なら基本的にMMDで不足はないはず。

ちなみにGTX-1080レベルのグラボは買ってもMMDには恩恵がないという説が濃厚です。おそらく無駄にならないラインはGTX-1660Tiでしょう。MMDを最高の環境で動かしたい場合は1660Tiを買いましょう。それより上のグラボを買っても無駄です。※MMMを使用する場合は別です!
~~~読まなくてもいい理屈~~~
というのも、MMDで使われているライブラリがDirectXの中でも古いタイプであるDirectX9だからです。これは当時のグラボの性能に合わせて作られたライブラリなので、現行のDirectX12なんかと比べると処理がとても軽いです。だから今の時代のハイスペックグラボでは能力を使い余してしまうのです。
それに最新グラボはDirectX12、11などに対して最適な設計が成されています。今どきDirectX9に最適化されたパーツを作っても売れないのですよ。
上記のドラクエ10ベンチマークで言えばいくら高いグラボを使っても20000ちょっと超える程度のようです。そういうわけであんまりDirectX9、というかMMDには恩恵ないんじゃないかな~という話。
~~~~~~ここまで~~~~~~


=20191123追記=
GTXの話ばかりになっていますが、グラボでもやはりAMDの時代はやってきつつあります。格安グラボで言うならば現在ならRadeonがとても強いです。
そんなRadeonシリーズの命名規則はとてもややこしいため、主な商品を性能順に書いていくことにします。
RX 5700
RX Vega 64(GTX1080より上くらい)
RX Vega 56(GTX1070相当)
RX 590
RX 580(GTX1060と同等)
RX 480
RX 570(GTX1050に勝つ)
RX 470
世代で言うと4<5<Vega<5700です。
察していただけると思いますが、5世代まではGTXシリーズと似たような名前の法則が通っていたはずなんですよね。なんでこうなった。とても分かりにくい。

今回お勧めするのはその中でもRX570というグラボです。性能はGTX1050Ti以上1060以下といったところ。
なんと今なら15000円で買えます。


RX570は少し昔のハイエンドパーツなのですが、現在投げ売りされています。投げ売りはいつ終わるか分からず、現在なら一押しパーツと言えるでしょう。
MMDにちょうどよいレベルの性能のグラボが格安で手に入るとあれば、しっかりチェックしておきたいところです。
なんでこんな安くなったかって言うとマイニングとかマイニングとかマイニングとかのせいです。

注意として、RX570は性能の割に使用電力が多いことで有名です。
その使用電力は性能では上に当たるGTX1060よりも多いほどです。消費電力が多いとなにが問題かって電気代がかさむこともそうですが、電源構成とかがめんどくさくなります。あと熱くなりやすいのでファンが二つに。
高性能なグラボであればみな一様にこの悩みに直面いたしますが、RX570に対しては「性能の割にじゃじゃ馬…」とすこーし思ってしまうところです。

安いのは今だけとはいえ、後悔しないように安定性や価格を考えて見てください。しかしそういう悩みを抱えていても15000円でこのグラボが買えるのはあまりある魅力です。

MMD用その他パーツ

他のパーツについてもさらっと話していきます。

・メモリ
私は8GBまでしか買っていませんが、不足したことはありません。メモリをたくさん使うことで有名なchromeをMMDと同時に使っても余っています。
買って損はないので16GBにしてもいいんじゃないでしょうか。

・記憶媒体(HDD or SSD)
最近はSSDがHDDに取って代わりそうになってきています。データの読み込み速度がHDDよりとっても早いそうです。
ただMMDでは読み込み速度はあまり重要視されません。
~~~読まなくてもいい理屈~~~
MMDでのモデル読み込み方法は一度だけ参照をして、あとはメモリにデータを格納して動かすということになっているようです。
その証拠にMMDでモデルを読み込み、その後でモデルを改造して上書き保存してもMMD上でのモデルには変化はありません。手動でモデルを読み込み直さない限りは改造データは反映されないのです。
そのためデータの読み込み数が少ない=読み込み速度があまり影響しないということになります。
~~~~~~ここまで~~~~~~

MMDだけを考えるならHDDで構いません。
ただ最近は本当にSSDも安くなってますし、衝撃に強いというメリットもあります。どうせ組むならSSDにしていた方が良いです。PCの起動がとても早くなりますよ。

・マザーボード
はっきり言ってよく分かりません。私は6000円の安めのマザーボード使ってます。
CPUへの供給電力=API、拡張メモリの有無、対応メモリなどを確認して不足がないように買ってください。

・電源
ここはケチらないように。変なのを買うとPCパーツが全部壊れます。
計算した電力に不足なく、かつ熱処理しっかりしてそうなやつを選びましょう。ちなみに私は計算がめんどくさくてデカめに定格600Wの電源を買いました。あとで計算したら使用電力は200Wほどだったので相当余ってますね。

・ディスプレイ
私には分からない領域ですので別の方に聞いてください。


さてこんな感じです。参考になったでしょうか。

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「復活のフュージョン!! 悟空とベジータ」ベジータの感情について

劇場版ドラゴンボール「復活のフュージョン!! 悟空とベジータ」は大変すばらしい作品であることは世に知れ渡っていることと存じますが、作中にてベジータの心理描写がこれでもかというほどに見事に描写されていることはご存じですか?

カカベジのオタクにとっては垂涎モノな作品であるほど、ベジータのカカロットへの感情が爆発しています。
にもかかわらず!いくら復活のフュージョンのレビューを調べてもベジータの感情に触れているものがない!! もしかして人類のみなさまにベジータの感情がまるで理解されていないのでは? そうしてベジータのすばらしさが伝わっていないことを危惧した私はベジータの感情についてここに解説をすることにしました。

さて復活のフュージョンの内容まとめについてはこちらの記事を読んでください。というか作品を見ろ。

今作のベジータの役どころはハッキリ言って残念そのものです。
時系列としてこの作品は魔人ブウ編のあたりであり、カカロットとベジータは死人となっています。しかしカカロットは生前の善行が認められて肉体を与えられ、修行を続けてスーパーサイヤ人3という変身までできるように。しかし元来悪人であるベジータは魂だけの存在となり地獄で苦しい思いをしながら暮らすという大きな差がついてしまっていました。この辺りは本編でのピッコロのセリフ通りで好感が持てます。

今作ではあの世の法則がメチャクチャになってしまう事件が起きており、その影響でベジータが肉体を取り戻します。しかしいくら肉体を取り戻したといっても、魂だけになっていた時期のブランクがあるベジータと修行を続けてきたカカロットでは差がついていて当然。

そのためかなり情けない描写が多い。
まず真っ向から本作ボスのジャネンバに立ち向かうも、30秒で敗北。その後カカロットから救出され、さらにプライドに傷をつけられる。
ジャネンバ撃破のためにフュージョンを提案されるもプライドからそれを突っぱねるものの、今度は真正面からの攻撃をモロに食らい(その裏でカカロットは背面から攻撃されているのにキッチリ避けてる)、ショックで思わず男泣き。
しかもその後でまたカカロットに助けられて既に分かっていた実力差を追い打ちのように見せつけられプライドが木っ端微塵になり、もう黙って合体を承諾しながら俯くしかなくなってしまいます。
さらにここで初めてクソダサフュージョンポーズを知って何も言えなくなる。そしてポーズを間違う。もうこれ以上ベジータをいじめないでやってくれ。

本当に情けない。改めて見てもかわいそうになる。
しかしこの描写こそ、ベジータのキャラを理解しているからこそできる、ベジータ好きのベジータ好きによるベジータ好きのための描写だと私は思っています。

まずベジータと言われて、みなさんはどのようなキャラを思い出すでしょうか。
サイヤ人編では傲慢さと不死身っぷりを見せつけ、フリーザ編ではさらに利用できるものはなんでも利用するしたたかさが加わります。何がなんでも勝とうとするプライドはこの頃からあったことはもちろんですが、虫の息になっても這い上がる執念深さが印象的です。

セル編では以前よりあった一番へのこだわりとそれに伴うカカロットコンプレックスが強まっていきます。この頃のベジータは「スーパーサイヤ人は最強である」という固執からか、どうも真正面から敵を倒したがります。17号の言うところの武士道精神ですが、まぁ18号に負けるし完全体セルにも負けるし残念な役どころが多くなってきます。この頃のベジータが最も感情をこじらせていて好きですね。

魔人ブウ編ではプライドと守りたいモノを両方持つ不器用な男となりました。プライドもカカロットコンプレックスも継続していますが、カカロットが上であるということは受け入れているようであり(受け入れたうえでカカロットを越えたい)少し大人になった部分が見られます。またセル編ラストで垣間見えた家族思いな部分が強まったのも特徴的。後年の超でもこの辺りは強めに描写されていました。

さて復活のフュージョンでのベジータはどれかといえば、やはり時系列通りブウ編くらいのキャラ付けです。
どこかでカカロットに劣っていることは認めてはいるが、やはり負けたくはないし情けはかけられたくない。自分が一番じゃないと分かっていても、プライドは継続中なわけです。でも一番じゃないって分かっているからこそ合体することも受け入れられる、というか受け入れざるを得ない。
復活のフュージョンで描かれるベジータは、まさにブウ編のベジータなんですよ。セル編のベジータなら「あの世に来てまで俺はカカロットに劣っているのか」なんて言わずに「この俺がカカロットに劣るはずがない!」と怒り散らすだけだし、フュージョンだって意地でも受け入れなかったでしょう。
カカロットに劣っていることは分かっている。分かってはいるけどどうしよもなく悔しい。そういうブウ編のベジータらしい描写が復活のフュージョンではしっかりなされているんです。

これってかなりベジータへの理解が進んでいないと無理なことだと思うのです。ベジータがカカロットをちゃんと上に見ている上でめんどくさいことになっていると知らないとこんなベジータは描けない。
この映画がどうしよもなく好きな部分がここなんです。ちゃんとアニメ公式が推しのことを理解してくれていることがとても嬉しい。

さてそんなベジータについてしっかりと描写された最高の作品、復活のフュージョンは各種配信サイトで公開中です。いいから見てベジータを感じてくれ。

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「復活のフュージョン!! 悟空とベジータ」感想

今回は劇場版ドラゴンボールの中でも最推し作品である復活のフュージョンについて書きます。

今作の特徴は「綺麗なストーリーライン」「戦闘の面白さ」「ベジータのキャラ把握」でしょう。ベジータについては感情が爆発して長くなるので別記事で。というか私的にはそっちの記事が本編です。

この話のボスキャラはジャネンバ。地獄行きになった魂たちを浄化するスピリッツロンダリング装置からあふれ出した邪気を浴びた赤鬼が変身した姿です。ジャネンバがあの世中に結界を張り、死者の法則がめちゃくちゃになってしまったというのが今作のストーリーです。

時系列的にはブウ編のあたり。あらすじを書くと

・邪気が溢れてしまいジャネンバが登場。あの世の法則がメチャクチャに。
・現世では悟飯らが奔走、あの世ではカカロットがジャネンバと戦闘。一時苦戦をするも、SS3となり圧勝。
・ジャネンバが変身し、SS3カカロットを圧倒。そこにベジータが登場するも敵わず。
・カカロットとベジータがフュージョンを成功させジャネンバを秒殺。

という流れになっています。ジャネンバと悟空(+ベジータ)の間でシーソーゲームになっている点がいいですね。
「味方側が優勢or五分という状況から敵が変身して形勢が変わる」というのはそれほど珍しい展開ではないのですが、ちゃんと展開に合わせてカッコいい描写に繋げているのが作品としての出来の良さを感じます。
変身前ジャネンバの戦い方を存分に見せ、その後SS3でジャネンバを圧倒するシーンではめいっぱいカカロットをカッコよく、続いての変身後ジャネンバはより強烈でトリッキーな戦いを披露。そして最後にゴジータがそんなジャネンバを圧倒して撃破。カッコいい。
シーソーゲームになり、ちゃんとお互いの強さを見せるからこそより両者が引き立てられる。ストーリー展開としては完璧でしょう。

さてあらすじだけ見るとずっと緊張感のあるバトルのように見えますが、しっかりバランスを見ているのも今作の特徴。
フュージョンに失敗したデブゴジータことベクウが出てきたり、ジャネンバがすっとぼけたり、ベジータとカカロットが噛み合わずコントになっていたりとギャグも豊富になっています。現世の様子なんかは絵のタッチからして完全にギャグ漫画。
シリアス:ギャグ比は4:6といったところ。締めるところはしっかり締める、されども見ていてしんどくならないように。非常に全体ストーリーの雰囲気が考えられている作品です。

また今作のボスであるジャネンバは戦闘方法がとても面白い。
空間攻撃に分身召喚にモーフィングパワーなどなど非常に多彩な攻撃を見せてくれます。中でも体をブロックのように分解しての移動方法はかなり特徴的。変身後ジャネンバはやることが大体カッコいい。
カカロットはふとしたアクションの描画が美しい。変身前ジャネンバの殴り受け止めるポーズとか、SS3カカロットが移動するシーンで床がオーラで禿げるところとか、床をキュキュっと鳴らしながら蹴り入れるシーンとか。ちょっとしたシーンが印象に残っています。
ベジータなどはもう30秒くらいでKOされかけるんですが、それでも一発華麗に決めてやるシーンがあるのが良い。もう本当にワンシーンだけでもベジータのしたたかさを描いてくれるのは最高ですね。

なんといってもなーーーーーーー、ゴジータの秒殺シーンがなぁーーーーーーーーーー。
強さの次元が違うのが分かる描写が最高ですね。ごくわずかな登場だからこそ、記憶に残るというか。あまり余計なことをせずに強さを伝える手法が美しい。

まぁ私が色々書いてもどこまで伝わるか分からないし、とりあえずアマゾンプライムで見れるので、みんなも復活のフュージョン見よう!!!!

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霧雨魔理沙、単純説

魔理沙は水属性であることをどう思う?

以前まで私は「実家との確執から、霧雨魔理沙は水属性であることにコンプレックスを持っている」と思っていたのですが、実はそうではないのでは?という思いが生まれてきています。

というのも、自分で書いた華扇の記事を読み返して思ったのですよ。
華扇が仙人のようなことをする理由は単純に仙人になりたいから。腕を手に入れたかった理由は腕を自分の身元に置いておきたかったから。
あれだけ怪しいところがある華扇ですが、特に何かを企むでなく単純な理由で動いていたのです。実に東方キャラらしい。

そう。東方キャラってこういうものなんですよ。大体みんながやりたいようにやっている。
そのことを再確認したうえで思った。魔理沙ってもっと単純なんじゃないか?

なんでコンプレックス持ってると思ったの?

色々考える前に霧雨がコンプレックスを持っていると私が思い込んだ要員を書き出しましょう。

まず実家と何かあったこと。
原作でのキャラ設定テキストや香霖堂で触れられていることですが、魔理沙は実家と上手くいっていないらしい。何があったかは不明ですが、とにかく実家に帰らなくなるくらいのことではあるらしい。

次に魔理沙が水属性であるのは”霧雨”という姓から来ているらしいこと。
こういう事情であるなら、水魔法なんて見たら嫌でも実家のことを連想しますよね。そりゃあ歪んだ気持ち抱きそうなものだなと。

第三に、彼女が極端に派手好きだから。
水属性の彼女には明らかに向いていないというのに、魔理沙はわざわざ逆張りとなる火属性の魔法を使いまくります。
それはもう、彼女の代名詞がマスタースパーク=火属性になるくらいに。このあたりはよく闇の創作ネタになっている印象もあり、ちょっと影を感じます。

まぁそういう理由です。金かわというジャンルがありますが、そういうものが広まるのも納得できるくらいには霧雨のそういう背景が充実しているんです。

水属性そんなに嫌いでもないんじゃね?

じゃあ今度はそうでないと思った理由をあげてみる。

だって水魔法普通に使ってたから。剛欲異聞にてボスキャラとして登場した際には「こう見えても水の扱いには慣れているんだ」と水モチーフの弾幕を披露しています。それほどコンプレックスがありそうにもない様子です。
また風神録ではコールドインフェルノというあからさまな水属性の技を使っています。別に嫌っていないのでは? コールドインフェルノ+霊撃はゲーム中たいへん強力であるので早く八卦炉を手放した方が霧雨の為になると思います。

あと火属性の魔法をよく使っているのは本当に単純に好きなだけでは?  東方キャラだし。
魔理沙は自分について深い話はしたがらないものの、好きな気持ちには正直な印象です。じゃなきゃあんなに博麗神社に通わないし、猛々しく泥棒も出来ないでしょう。
そう思えば「水属性が嫌い」というネガティブな理由より「火属性が好き」というポジティブな理由の方が似合います。

なんかこう、水属性に関してはコンプレックス抱いてないんじゃないかなぁと思ってきています。
ただ弱者コンプレックスはありそうだし、人外への憧れもありそうだし、家について嫌な気持ち持っているのは当然だしやはり霧雨はコンプレックスの塊だと思います。以上

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地霊殿メモ

地霊殿やってるので攻略で気になるポイントを書きます。

・1面

余計な事をしない。最後のスペルは突っ込んでボムを打つと楽ができる。パワーは2面突入時に補充可能。

・2面

☆グリーンアイドモンスター
パルスィ正面最下段からジグザグ登るように打ち込む。
☆花咲爺
右下待機→3発目のタイミングで上へ移動→5発目のタイミングで左下に行くように反時計回り→8発目のタイミングで上へ…で取得できる。

・3面

☆道中1
二度目の陰陽玉エリアは左右どちらかに寄って撃ち込むと避けやすい。
☆中ボス通常2
正面近くにいないと横から弾が飛んできて死ぬ。
☆怪力乱神
1回目はEnemyアイコンのnのあたりがほぼ安置。けど2回目以降も普通に難しいので死ぬ。今のところはボムが安定。
☆道中2
レーザー地帯前でボム。レーザーは案外避けやすいため頑張れ。
☆通常1
黄色弾が怖いのでしっかり避ける。4回目あたりでかなりきつくなるのでボム。

・4面

☆中ボス通常1
真ん中が一番避けやすい。動くな。
☆中ボス通常2
弾抜けしながらボム。
☆通常1
真ん中隣の交差場所→真ん中大玉の間で避ける。

・5面

☆開幕
左から右、右から左、左から右というように移動しながら半分だけ倒す。
☆中ボス通常1
低速で抜ける→少し高速を使って避ける。ただ今のところ移動し過ぎて死ぬ。
☆中ボス通常2
死。
☆キャットウォーク
出来そうに見えるけど死なのでボムを使え。
道中2
死。ボムを打ちまくれ。
ゾンビフェアリー
助けてくれ。多分上に行って妖精を誘導して、下に戻る。無理だが?
☆スプリーンイーター
抜けるようにして脱出。回数を追うごとにキツイのでボム。
☆針山
死。

とりあえず現状はここまでです。

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