ゾンビランドサガ 推しの話 2019年09月14日 この間視聴を完了したので忘れないうちに色々書いていきます。感性が昭和なので推しキャラはサキちゃんと純子ちゃんでした。-目を引くイカレ具合ゾンビランドサガは「ゾンビ+アイドル+佐賀」という訳の分からないコンセプトが合体していることから察することができるようにイカレたアニメです。第一話では主人公のさくら以外のメンバーが正気を失ったゾンビ状態であり、奇行としか言えないライブパフォーマンスを披露し、さくらもヤケになったように頭がイカレた行動をしだすというとんでもないライブシーンをいきなり見せてくれました。その後もぶっとんだゾンビギャグやシュールな光景を散々見せてくれるイカレたアニメです。こういうのってとても勢いがあって目を引くんですよね。インパクトがあるし、退屈しない。だからより深く視聴する。深く視聴すると愛着が湧く。ネジが飛んだ作品というのはこういう部分が強いんですよ。なにより今はSNSの時代なので話題性が大事です。イカレているものは話題になります。同世代のアニメならSSSS.GRIDMANの立花のふとももがツイッターで話題になりましたが、アレと一緒です。同じくイカレ具合が話題になった例で言えばエグゼイドの壇黎斗でしょうか。しかしまぁこのアニメの本題はイカレた部分だけではなく、真面目な話も大いにします。イカレ具合はそういったシリアス部分を見てもらいやすくするための工夫とも捉えられますね。まずキャッチーにする。これは見習いたいです。-丁寧なキャラ描写さてイカレたアニメであるゾンビランドサガですが、作った人はドがつくほどの真面目だと思います。キャラの描写がとてもしっかりしているんですよね。全員本当に特徴が分かりやすく、それが貫かれているんです。顕著だったのか伝説の昭和アイドルである純子ちゃん。”破廉恥”や”お茶の間”といった少々古臭い言葉をよく口にし、喋り方から彼女が生きていた時代を感じさせてくれます。”ライブ”ではなく”コンサート”と言わせるだけで昭和を表現するのはそれだけで感動させられました。こうも一貫させるとなると作り手が設定をしっかり読み込むのはもちろん、キャラ毎に使う単語もしっかり決めて、こういう描写はこのキャラにさせてとしっかり決めていたんでしょうね。何かにビビる係は愛ちゃんですし、ひどい目に合う係はさくらで、なんか最後に持っていく時はたえちゃん。小言を言うのは(本性が出るのか)リリィちゃん。みんなが顔芸する中で純子ちゃんは顔が映らないようになっていましたし、サキちゃんは自分がどうケガしても動じないというゾンビの無敵ぶりを発揮していました。そんな中、常に我が道を行く姐さんと誰よりもうるさい巽。キャラが一貫していると「生きている」と感じられるし、お話に没入感が出るんですよね。あと創作オタクとしては、こうして徹底された作品を見ているとそれだけで好感度が上がってしまいます。また、そんな中だからこそさくらの描写が光る。「ドンくさそう」などと評されるように失敗も多く、しかして派手なジャンプもするしダンスもカッコよく出来る。ここにはちょっと違和感があったんですよね。よくもまぁこうも仕掛けてくるなぁと…。-CGシーン正直言うと本作のモーションはモーキャプで作られたようなので上手く語れる部分はないのですが、モーキャプの強みである動きのバラバラ感があって良かったです。ダンスCGはモーションが手打ちだとあまりに動きが精巧だったり全員均一な動きだったりするのですが、モーキャプだとこの不自然さが消えてくれる。キャラ毎の違いを深く出すゾンビランドサガにおいて、このモーションキャプチャーの強みは一層際立っているように感じましたね。しっかりとその作品に向いている手法を取って制作しているのは素晴らしく尊敬いたします。しかしこのダンスアクターも凄いですよね。ゆうぎり姐さんとかめっちゃ色っぽかったし…。あとこういうライブシーン見るたびに思うんですけど、ダンス中の移動モーションって作るのだるそうだなって…。モーキャプだってそんな上手くIK動くわけじゃないでしょうし、やってられない気がします……。>しーびっとさん人の偏見って全部そんなもんですよきっと。一人一人に偏見があるので会話では食い違いがないようにしましょうね。 [0回]PR